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2001.06.20

初期不良iBook を修理する (その2)

果たして、この状態でヒンジ部分がどうなってるのか見られないものだろうか。

それで、よーくみてみると、おやおや~!?

ヒンジ部分にはCPU冷却のための通気口があるのだが、その左右に、明らかに液晶方面に続いていると思われる電線があるのである。

写真ではちょっとわかりにくいのだが、その電線の一本が、裏ブタを留めるためのネジ穴に巻き込まれていた形跡があるのだ。

試しに、この裏ブタを外した状態で、液晶部分を動かしてみるとこの電線も同期して動いているので、本来は自由に動かなければならない電線なのだ。

間違いない。原因はこれだったのだ。ヒンジを動かすと、この電線がネジに巻き込まれているために無理な力がかかり、画像がおかしくなっていたのだ。

とりあえずガムテープでガードしてみた。

これで大丈夫だろうか。

また巻き込んだりケースに挟んだりしないように、慎重に裏ブタを戻す。

バッテリーのところにバネがあるのでそれにも注意しなければならない。

ネジを全て戻し、電源を入れてみた。

大丈夫だ!液晶部分を激しく開け閉めしても画面は綺麗なままだ!やった直った!修理完了!

考えれば、これは明らかに製造時の組み立てミスである。組み立て後きちんと動作確認をしていれば市場に出る事は無かったはずだ。Appleは組み立て後動作確認をしないのだろうか。

OSのシェアがどうたらこうたら、デザインがどうたらこうたら言う前に、もっと先にするべき事・・・・製品をきちんと造ることをすべきなのではないかと思う。何しろ素人の私でもわかるミスを犯してるのだから。

それにしても、日頃からIBM-PCを触っていなければ、こんな解体してみようなんて思わなかっただろうな。

ちなみに、一回裏ブタ開けてしまったので、このマシンのAppleの保証は消滅してしまった。

※ このページを見た方で、私の真似をして裏ブタを開け、誤ってiBookを壊してしまっても私は責任を負えません。やるなら自己責任でどうぞ。

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