十人十色を試す(その1)
Macの話の続きである。
私は知らなかったのだが、ディスプレイケーブルの異常については、結構巷でも話題になっていたようで、もう少し待てばもっと情報を得ることができて、その上で解体作業ができたんじゃないかという気がする。
Macユーザーの強いところは、同一機種についてのユーザーが多いので、そのハードウエアに対する情報が得やすい点なんじゃないかと思う。裏返せば、製造される機種の数が単に少ないということなのだが。
さてiBook、白地に白のリンゴマークという目茶目茶上品なデザインなのであるが、このリンゴマークの色を変える事を可能にするパーツが販売されている。
株式会社章英から販売されている「十人十色」という製品である。
今回、リンゴの色を変えようとと思い、これを買ってきた。値段は2800円。
ちなみに取り付けには上蓋を外す必要があるのでAppleの補償外になってしまう。私の場合は、もう既に自分で底蓋を外してるし、DVDのファームウエアをリージョンフリーに書き換えたりしてしてるので、どっちみち既に補償はないので関係ない。
左側 | パッケージの外側に見えている紙 |
上中央 | 取り付け簡易マニュアル 取り付けに関するご注意 |
右上 | 予備のネジ フィルム貼り付け用固定テープ 六角レンチ |
下 | カラーフィルム10色 |
では、バッテリーを外し、取り付け作業を始めよう。
この作業で一番の問題は、上蓋が留められているネジである。(株)章英でも、この点に一番苦慮しているようだ。
まずこのネジ、JIS規格じゃないのである。1/16インチ(!)の六角ネジなのだ。それにあうような六角レンチなんて、一般的には売られていない。しかもネジがアルミでできており柔らかく、変な六角レンチで無理に回そうとするとすぐ舐めてしまう。おまけに、ネジに個体差があって1/16インチ六角レンチでも、ゆるゆるで回らないものもあるという。
「十人十色」には専用1/16インチ六角レンチが付属している。これを使って4本あるネジをはずす。
外すためのコツは、レンチをネジに押し付ける力とまわす力との比率を7:3ぐらいにして、丁寧にゆっくり行う事だ。無理にぐりぐり回そうとすると、あっという間にネジを舐めてしまう。
ネジが外れたら、慎重に上蓋を外す。これはタッパのフタを外す要領にちょっと似てる。まぁ、そんな柔らかくはないんだけど。とにかく上蓋を割らないように気をつけよう。
写真の中央に、うっすらとリンゴマークが見えるのがわかるだろうか。電源が入ると、ここが光る仕掛けになってるのだ。
この上にカラーフィルムを固定する。
フィルムは片面にビニールの保護膜が貼られているので、これをはがしてから取り付ける。
ビニールは薄い水色をしているので、はがすとフィルムが全く違う色になるのでちょっと驚くぞ。
さて、何色にしようかと思案し、水色にすることにした。こんな感じ。
上蓋の方に貼り付けてもよさそうな気がするが、この上蓋は内側から塗装がされているので、うまく貼りつかないどころか、塗装が剥げる恐れがある。
それから、うまくリンゴマークを覆い隠すように貼らないとカッコ悪くなる。フィルムの縦の寸法が結構ギリギリなのだ。
写真ではリンゴに対して横にフィルムを貼っているが、縦に貼った方が余裕を持って貼れたかもしれない。
元通り上豚をはめ込んで、ネジも元に戻し完成。
おお、かっこいい(笑)
でも、ちょっと眺めて見て、この色は失敗だったと思う。色が薄すぎて、電源をいれて発光させると色が全然わからなくなるのだ。
ちょっと違う色に変えてみよう。
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