マッハ!!!!!!!!
ムエタイ最強。
新宿まで行って見てきた。
トニー・ジャーのアクションがあまりのも凄いため、ストーリーはどうでもいい、付け足し、みたいな論評が多いようだが、個人的には重要なファクターを占めているように思えた。
最初の村人の描写は「ティン」の強さの源を表しているし(コレがけっこう涙を誘う)、そこから始まる一連の仏像の頭を巡る話があってこそ、最後のシーンで悪役「コム・タン」への天罰が下り方が生きてくる。
また、「ティン」の人間不信へ陥る心の動きや、「ショージ」の本当の自分を取り戻していくところなど、ドラマとしての見処もけっこうある。
あと、ヒロインの子演じてる人、ちょっとだけモー娘。矢口似(笑)
アクションではムエタイのシーンの他、トゥクトゥクを使ったカーチェイスなど、タイ映画ならではの部分が光っている。アクションシーンが次々と続く割にはドタバタした印象は受けないし、見ていて疲れない。あっという間の108分だ。
「CGを使いません(以下略)」という宣伝文句が、本編を見た後では、なんと陳腐に聞こえる事か!そんなの撮影技法だけの話じゃん。もっと言わなければならない部分あるだろぅ!
しかも、明らかにCGを使ってるところ(瞳の奥で炎が燃えるとか)はあるし、明らかに早回しも使っている(トゥクトゥクの大群が走り出すところとか)のでこの宣伝文句は嘘。(でも使っているのはアクションと無関係なところだがら、いいけどね。)
最後に一言。
いいからコレ見とけ!
この映画、間違いなく「燃えよドラゴン」のような、伝説的な映画の1本になる。
写真一番下:新宿ミラノ座に飾られる、象のオブジェ。
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