4年前より色々遊び倒してきた私のiBook(DUAL USB コンボ)だが(初期不良iBook を修理する その1、その2、十人十色を試す その1、その2)、2週間前から調子が悪くなっていた。
スリープさせようとすると、スリープせずにフリーズするのである。そしてリブートすると、5回のうち4回はOSの起動に失敗する。
以前、同じような状態がになったことがあって、その時はOSを再インストールすると治った。
今回も同じように再インストールしようと思って、OS9のCD入れてインストーラを起動したら、コンボドライブが、なんだかカッコンカッコンいってCDを読んでくれない。
以前より薄々気が付いていたが、どうもコンボドライブが壊れているらしい。
つーわけで、アキバへ行って、ドライブを買ってきた。
買ったのは A-OpenのISU8424EというDVDマルチドライブである。9,880円だった。ちなみにたまたま行った店で一番安かったのがこれだった。DVD-RWでも片面二層に対応していないのでお値段はそれなりに安い。
壊れたのはCD-ROM/DVD-ROMのコンボだったが、今回うまくこれに改装できれば、DVDの書き込みもできるようになる訳だ。
ちなみにPowerDVDとnero6がオマケでついていたが、Windows用なのでこれは意味なし…(後で別のWindowsマシンにインストールしよう。)。
Macの光学ドライブ改装については、解説しているサイトがいっぱいあるので、ここでは説明を省略する。
ポイントは、ネジの位置とその種類、はずす順番をよく覚えておいて、丁寧にやること。
HDDはプライマリのマスター、光学ドライブはプライマリのスレーブになっているので、取り付ける光学ドライブが、マスターになったりしないように設定を確認すること。私は取り付けるDVDドライブをマスター、HDDをスレーブに設定した。Macなので起動に使うドライブがプライマリのマスターになってる必要はないのだ。
問題は、DVDドライブのベゼルである。単に取り替えただけでは、外側の見た目が非常にかっこ悪い。かっこ悪さは我慢したとしても、iBookの光学ドライブは少々奥まったところについているため、新しいDVDドライブのベゼルは周囲の筐体に引っかかってしまいうまくDVDを出し入れできない。
かといって、もとの光学ドライブのベゼルを外して、新しいDVDのベゼルとしてそのまま使える訳ではないのだ。
で、いろいろ考えて、ユザワヤでエポキシパテを買ってきた(セメダイン・エポキシパテ プラ用)。
もとのベゼルと新しいDVDドライブのベゼルを合体させて、新しいベゼルを作るのだ。
1 もとの光学ドライブのベゼルを外し、ベゼル内側の突起やイジェクトボタンのギミックなどを全部削り取る。また新しいDVDドライブのベゼルも外し、無用なイジェクトボタンを取り去る。iBookのどの位置に付くかを考えながら、光学ドライブのベゼルの内側にすっぽりはまるように削る。
2 イジェクトボタンにアクセスできるように、穴をあける。やり方は、クリップを伸ばして火で炙り、よーく狙って一突きだ。
3 エポキシパテを適量取り、よーく練って、もとのベゼルの内側に詰める。2であけた穴を塞いでしまわないように気を付ける。
4 合体。
一時間ほど乾かして、完成だ。
おお、なかなかいい出来。
閉じても、ちょっと飛び出ているような感じだが、それは愛嬌だ。
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これで再度、OSをインストールしようしたが、結局失敗。HDDがうまく初期化できないのだ。新しくつけたDVDドライブのせいかと悩んだが、散々調べた結果HDDが壊れていることが判明。この後結局HDDも交換した(昔買って余っていたIBM製30GBのを流用した。)。今は元気に動いてるよ。
ところで、A-OpenのISU8424Eだが、OSXパンサーのシステムプロファイラでは書き込み非対応と赤字で表示されていたが、タイガーを入れたら、そのシステムプロファイラでは、-R,-RW,+R,+RWとなっていた。タイガーは対応してるみたいだ。まだ試してないけど。