SIN CITY
シンシティ。
見ようと思っていたのだが、気が付いたら近所の劇場では今日が最終日。
仕事帰りに、寄って見てきた。
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ほとんど予備知識なしで見た。知っていたのはタランティーノが“特別監督”ってことぐらい。ってか“特別監督”って一体何だ。
さて、内容はアメコミの完全映画化だ。単なる映画化ではなく完全なる映画化なのだ。逆に、映画でやるアメコミと言ってもいい。しかも全編にわたり、パートカラー(黒にもう一色の2色)なのだ。
一齣一齣が、影のつけ方、眼鏡の光り方など、黒と白の強烈なコントラストを効果的に使った画像で、鈍角三角形な構図がしつこいくらいにバシバシ決まってカッコいい。完全にアメコミである。
そして、戦いでは人がバンバン死ぬが、その時なんだかイロイロ飛び散る。しかしパートカラーなのをうまく利用して画像処理がされているので、グロくない。
シンシティ=犯罪の街で、3つの話が微妙に交錯しながら同時進行する(構成だけ見るとパルプ・フィクションや重慶森林っぽい。)。3話ともに“死をかけてまでも貫かなければならない正義”が描かれる。但し、その正義の使者も過去の犯罪を背負っており、そのライトサイドとダークサイドが常に共存する。つまり映像だけでなく、ドラマも常に強いコントラストで描かれていることになる。
独特の世界観、独特の映像。
けっこうキてる映画だと思うので、人によってはけっこうシビレる映画じゃなかろうか。
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個人的には、またも日本人の正体を、誤解の渦に放り込もうとするキャラのミホがいいよね。卍
それと、ちょいと思ったのが、イエローバスタードのメイクがフェレンギ人っぽい。
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