二○加煎餅
数年前、初めて福岡に行った時から、ずっと気になっていたお菓子がある。
福岡滞在中、街のあちらこちらで、タレ目が書かれたアイマスクの絵が飾られたり、壁に貼られたりしていたのが目に付いた。
伝統的な風情のある絵なのだが、言っちゃ悪いが夢に出てきそうな、ちょっと不気味な感じもする絵でもあるのだ。
ひょっとして宗教か何かではないかと思っていたのだが、聞くと「二○加煎餅(にわかせんべい)」という煎餅の広告なんだという。
福岡からの帰り、この二○加煎餅が売られているのを空港かどこか見かけたが、今ひとつ買う気にはならなかった。
しかし、この二○加煎餅の存在は、常に脳裏の片隅のどこかに残っていて、その後も消えることはなかった。
さて、今日、たまたまイトーヨーカドーに行ったら、二○加煎餅が何故か売られていた。九州物産市みたいな催しらしい。
このちょっと不気味で何かを企んでいるような、それでいてなんだか眠そうな目つきに心をワシヅカミにされ、逃れることは出来なくなる。
やはり、このお菓子の見た目の奇妙さ、面白さ、突拍子のなさは、日本随一ではないだろうか。
で、買って食べてみた。
説明書によれば、博多の郷土演芸「博多仁和加」の半面(アイマスク)をデザインしたものとのこと。
小麦粉と卵を使った香ばしくて懐かしいタイプの煎餅だ。
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この「二○加煎餅」には、オマケが封入されている。
「博多仁和加」の簡易なアイマスクだ。
いまいち封入の意図が不明だ。「博多仁和加ごっこ」をこれでやれってことなのか?
折角なのでつけてみた。
・・・・・・。
んー。今の勤め先に似た人がいるような…。
(自分のことを言ってるんじゃないよ)
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