SPIRIT
(画像は公式HPから拝借)
見に行こうとずっと思っていたが、なかなか時間がとれずなくて、これまで見られなかった。
先週だって、もともとコレを見ようと六本木まで行ったのだがいい時間にやっておらず、仕方なく(?)プロデューサーズを見たのだ。
モタモタしてると上映終了になっていて、気が付いたらDVD出てるなんてことになりそうなので、この作品をいい時間にやってる映画館を調べて行ってきた。今回は府中のTOHOシネマズまで行ってきたよ。
一番小さいスクリーンでの上映だった。
おそらく、コナンとか、しんちゃんとか、ドラえもんに大きなスクリーンを使わせなければならない都合もあるだろうし、この映画自体、そんなに人が入っていないということなのかもしれない。
でも、本当はそれってラッキーなのだ。
そうだ。一番小さいスクリーンとは、プレミアスクリーンなのだ。しかも通常料金で!
私が見た回だが、74席のうち半分くらいは埋まっていたように思う。
2組カップルがいたのを除いては、お客さん、みんなオジサンばっかだったよ!(笑)
多分、家族で来ていて、母と子はコナンとかしんちゃんとかドラえもんを見ていて、父は「俺こっち見るわ」ってな事情なのだろう。
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さて、映画の感想だが…
特筆すべきことは…
中村獅童が中国語しゃべってるぞ!
中村獅童、でも、最初のちょっとと最後の方にしか出てこないんだね。
主役級の扱いではあるけれど、もちろん主役は李連杰なんだから、しょうがないけどさ。
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映画は、中国の伝説的英雄の一人、霍元甲(フォ・ユァンジャ)の生涯を描くというもの。
格闘家の息子として育ち、拳法を習得した後は“天津一”の称号を得るため試合を続けるが、その強さが仇となり家族や、全財産を失ってしまう。苦悩しつつ逃れ、たどりついたのどかな山村で、そこに生活する人々や大自然と対話していくうちに、真の武道のあり方を学んでいく。(ネタバレにならない範囲で言えるのはこのくらいかな…)
もちろん李連杰氏演じる霍元甲のカンフーアクションが、ほぼ全篇に渡って炸裂する。
何も考えずに楽しめるジェットコースタームービーだ。
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日本人の僕らとして、一番良く見ておかなければならないのは、日本人の描かれ方であろう。
中村獅童氏演じる格闘家、田中安野。
原田眞人氏演じるえげつない商人、ミスター三田。
どちらも、真の日本人の姿である。日本人っていうか、日本文化の美しい側面と醜い側面のそれぞれの代表になっているのだ。
日本の格闘技には、もともと寸止めという文化があるため、ここで描かれる武道のあり方は日本人にとって非常にわかりやすいものだ。
一方、中国人を見下しているため、私利私欲のためには人殺しも厭わないというような最悪の人間も、日本人像のひとつなのである。この面では当時の日本人と現代の日本人では違うと信じていたいものだ。
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