TOM-YUM-GOONG!
トニージャーの最新作。
歌舞伎町のシネマミラノのレイトショーで見てきた。
(写真はシネマミラノ入り口前のポスター)
---
中国では公開しにくいねー。これ。
今回トニージャーの敵になるのが、中国マフィア(とそれに結託する白人)。
あくまでも敵は中国マフィアなんだけど、なんか中国人全体が鬼というか、何でも食ってしまう悪魔のような描き方をされている。
確かに中国人は、脚のあるものなら机以外、空を飛ぶものなら飛行機以外のものを食うとは言われているが、あの描き方はヒドイ。
さて、それは置いといて。
相変わらず凄いねー、トニー・ジャー。
前作「マッハ!!!!!!!!」を越えるアクションを目指したそうで
いろんなタイプのアクションがテンコ盛り。まさにフルコースだ。
モーターボートのチェイスを初めとして、ナイフや、銅鑼のバチを使ったアクション。
また次々と、登場するいろいろな格闘技の使い手が登場して対戦していく姿は、ブルース・リーの「死亡遊戯」を思わせる。
それに、題名となった「料理店トム-ヤム-クン」の回廊を登りながら、次々を敵を倒していく長回しは圧巻。
トニーがモノをどんどんぶっ壊していくので、どう考えてもあれは撮り直しが利かない。
全てああやるんだこうやるんだと決めて、進めたんだろうと思う。(だから、逆にカメラワークを見ていると、次にトニーが何をやるかがわかってしまうのが惜しいのだが)敵となるスタントマンや撮影スタッフのチームワークがなければ絶対にできない。
もうひとつの見どころが象の演技。象の演技力がすごい。特に小象。
親との別れを悲しむ小象の演技。CGやSFXじゃないらしい。これは驚くぞ。これほんとヤバイ。
あと、気になったのは・・・
なぜトニージャーが演じるカームが強いかがいまいち伝わらない感じがした。
強さの理由は、王が乗る象を守る兵士「チャトゥラバート」の末裔であるからということなのだが、ごく最初にトレーニングをするシーンが1カットあるだけで、しかもそれって特に激しいトレーニングではない。もうちょっとそのへんのトレーニングの様子が見ることができたならなぁと思う。
あ、あとマッハでチンピラのジョージ役だった人が今度は警官役で出てます。
| 固定リンク
「映画」カテゴリの記事
- 3199第2章(2024.11.29)
- 3199第1章(2024.07.21)
- 翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~(2023.11.25)
- RRR(映画)と、市川塩浜(定例)(2023.01.14)
- 2205後章(2022.02.06)