« NDSをドレスアップ | トップページ | 1000円いただけるから »

2006.04.24

TOM-YUM-GOONG!

C180423d

トム-ヤム-クン!

トニージャーの最新作。
歌舞伎町のシネマミラノのレイトショーで見てきた。
(写真はシネマミラノ入り口前のポスター)

---

中国では公開しにくいねー。これ。

今回トニージャーの敵になるのが、中国マフィア(とそれに結託する白人)。

あくまでも敵は中国マフィアなんだけど、なんか中国人全体が鬼というか、何でも食ってしまう悪魔のような描き方をされている。
確かに中国人は、脚のあるものなら机以外、空を飛ぶものなら飛行機以外のものを食うとは言われているが、あの描き方はヒドイ。


さて、それは置いといて。

相変わらず凄いねー、トニー・ジャー。
前作「マッハ!!!!!!!!」を越えるアクションを目指したそうで
いろんなタイプのアクションがテンコ盛り。まさにフルコースだ。

モーターボートのチェイスを初めとして、ナイフや、銅鑼のバチを使ったアクション。
また次々と、登場するいろいろな格闘技の使い手が登場して対戦していく姿は、ブルース・リーの「死亡遊戯」を思わせる。

それに、題名となった「料理店トム-ヤム-クン」の回廊を登りながら、次々を敵を倒していく長回しは圧巻。
トニーがモノをどんどんぶっ壊していくので、どう考えてもあれは撮り直しが利かない。
全てああやるんだこうやるんだと決めて、進めたんだろうと思う。(だから、逆にカメラワークを見ていると、次にトニーが何をやるかがわかってしまうのが惜しいのだが)敵となるスタントマンや撮影スタッフのチームワークがなければ絶対にできない。

もうひとつの見どころが象の演技。象の演技力がすごい。特に小象。
親との別れを悲しむ小象の演技。CGやSFXじゃないらしい。これは驚くぞ。これほんとヤバイ。

あと、気になったのは・・・
なぜトニージャーが演じるカームが強いかがいまいち伝わらない感じがした。
強さの理由は、王が乗る象を守る兵士「チャトゥラバート」の末裔であるからということなのだが、ごく最初にトレーニングをするシーンが1カットあるだけで、しかもそれって特に激しいトレーニングではない。もうちょっとそのへんのトレーニングの様子が見ることができたならなぁと思う。

あ、あとマッハでチンピラのジョージ役だった人が今度は警官役で出てます。

|

« NDSをドレスアップ | トップページ | 1000円いただけるから »

映画」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: TOM-YUM-GOONG!:

« NDSをドレスアップ | トップページ | 1000円いただけるから »