銚子に移り住んで半月が経ち、観光客気分も抜けてきた。
ここのところ、生活するうえでのハードウエアを揃えるのに躍起になっている。
ハードウエアを揃えるというのは、何かをするのにどこへ行けばいいかという情報を得ておきたいということだ。
例えば、
・髪をどこで切るか
・薬局はあるか(少なくともマツキヨレベル)
・電器屋はあるか(できれば大型店)
などなど。
で、ひとつの情報を掴んだ。
銚子市内より、利根川の対岸である茨城県波崎町側の方が、大型店舗がたくさんあって栄えているというのだ。
銚子市と波崎(利根川の対岸)を結ぶ橋は2本ある。
銚子大橋と利根かもめ大橋だ。
近くて便利なのが銚子大橋。遠回りだが最近出来て新しいのが利根かもめ大橋。
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そんなわけで自転車で「銚子大橋」を渡ってみることにした。
銚子大橋には車道とは別に、橋に登るための階段が用意されている。
だから、当然、歩道があると思うだろ?
自転車を担いで、階段を登りきると…
…。
この階段、一体何なんだよ。
やはり、銚子大橋は古い橋なのだ。細くて歩道が無い。路側帯も20センチくらいの幅しかない。
橋の端の鉄柵も低い。写真でわかるように、橋の両側にフェンスがあるのだが、このフェンス、橋の途中からなくなっているのだ。
そのくせ昼間の交通量が半端じゃなく多い。
自転車で渡ろうとすると、これがとんでもなく怖い。
端に寄って自転車をこぐわけだが、大型バスやトラックなどが通り過ぎると、風圧でよろけてこけそうになる。
橋のセンターに向かって倒れれば、間違いなく後続の車にひかれるし、外側に倒れれば、利根川に転落するかもしれない。
自転車を降りて押すのが一番安全だったりする。
でも、銚子大橋は1.4キロ。歩くと20分くらいかかる。
だめだ、これではとても日常的には渡れない…。
もちろん自動車があれば一番いいのだが、今のところ買う気はない。
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もう一本の橋「利根かもめ大橋」を渡ってみよう。
「銚子大橋」を渡るよりは、自転車で約1時間くらい遠回りになる。往復で2時間。
でも新しくてきれいで、歩道も広く安全だ。
なのに交通量少ないなーと思っていたら…
有料だったよ。
一般車は200円
ちなみに自転車は軽車両の扱いで、20円。
20円って。集めるコストの方が高そうだ。
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橋の向こうには、確かに大型店舗が数軒あった。
ちょっと大き目の本屋が2件、Ks'デンキ、マツキヨもあった。
でも、橋がこんなでは、そうそう渡れない。
雑誌一冊買いに行くのに、命がけか、もしくは自転車で2時間かけて往復40円払ってか。
とてもじゃないけど、そんなことやってられっか。