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2006.11.26

オペラなひととき

銚子は田舎なので、演劇関係のイベントに出くわすことは全くない。

…と思っていたが、割とそうでもなかった。

新国立劇場 舞台美術センター公開イベント オペラなひととき

C181125

新国立劇場というと東京の初台にある大きなオペラハウスだが、銚子にもその関連施設がある。
舞台美術センターという建物。JR成田線、下総豊里の駅から歩いて15分くらいのところの山の上にある。

「舞台美術センター」というとなんかすごそうだが、要は芝居で一度使った大道具や小道具、衣装などを、再演する時のために保管する倉庫なのだ。何故そんな施設が初台から遠く離れた豊里にあるのかはよくわからない。

で、そこで毎年この時期に、プロのオペラ歌手が来てコンサートを開いているという。
「舞台美術センター」はこの地域としては大きな施設なので、その理解を得るためのPRも兼ねて、地域住民と何らかの交流をもとうということなんだろうと思う。一応、「舞台美術センター」では、資料館と称して、収蔵してある道具や衣装の一部を展示しているが、やはりそれだけでは不充分だもんね。演劇は人間が来てそこで演じるから面白いのであって、添え物に過ぎない舞台美術だけを見ても何も面白くないもん。

という訳で、オペラなひとときを過ごそうと、自転車を一時間くらいコイで行ってきた。

C181125b

会場は、美術工作棟という大道具の組み立てや補修を行う作業場で、ちょっとした体育館のような建物。言い換えれば、稽古場みたいな感じ。演劇の香りがぷんぷんする。ぐわー…いいなぁ。

場内は思ってた以上にお客さんでいっぱいだった。お客さんの半分は中学生の団体。授業の一環で全員強制なのか、それとも志願制なのかはちょっと気になるところだが、やっぱりお客さんいないと盛り上がんないからね。中学生達がその盛り上げに一役買ってくれたといえるだろう。残りの半分は、基本的にはお年寄りが多いみたい(ていうかそもそも銚子で、あまり若い人を見ないからな)。

コンサートはそれほど長いものではなく、休憩20分を挟んだ前半後半各30分の正味1時間。
内容は、アンコール曲を含めたオペラ13曲を、簡単な解説とともに演じるというもの。
さすがプロの歌声。一曲一曲、鳥肌を立てながら聴いていたよ。

大半がイタリア語曲。オペラだから当然だけど。
曲の説明はその都度してくれるものの、歌の歌詞からは直接意味が伝わってこないから、中学生達にとってはあまり面白くなかったんじゃないかな?
日本語訳で歌ってくれた曲も一曲あったが…もう何曲か増やしてくれるといいんだけどねぇ。

ああ、オペラ見に行きてぇ。

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新国立劇場舞台美術センター

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C181125c

豊里にある「プれンティ」というアメリカンレストランでカキフライを食べた。行ったのは今日で2回目。
このレストランは、巨大なパフェで有名なのだが、勇気がなくてなかなか頼めないでいる。

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