レンタルDVDを相変わらず見ている。
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今夜見たのは・・・邦題があまりにも安易すぎるので、なんとなく敬遠していた映画。
7人のマッハ!!!!!!!
邦題だけ見ると明らかにB級映画じゃん。もっとまじめに邦題考えてあげようよ!>関係者
で、見てみると、これがけっこうシリアスなアクション映画。奇跡的なアクションがてんこ盛り。
7人のスポーツ選手が、正義のために様々なアクションを繰り広げる。
で、デューこと主演のダン・チューボン。彼すごいね。トニー・ジャーよりもすごいかも。
ムエタイができるのは当然(!)として、それだけじゃないんだよね。身のこなし方や武器の扱い方なんかもいちいちキマッていてスゴイ。よく怪我しないよな。(本当はしてるのかな?)
◎気になった点
・真っ先にデューが刑事であることを説明すべきだよな。手錠をかけるシーンになるまで、ずっとギャング同士の抗争だと思ってた。
・スポーツ選手だという7人だが、誰が何のスポーツ選手なのか話の中盤までさっぱりわからなかった。事前に一人一人の技をじっくり見せるようなシーンが、もっとがあるとよかったと思うんだけどね。ただ、タイ国民ならば知らない人はいないレベルの有名な選手ばかりのようなので、そんな自己紹介は不要だったのかもしれない。
・村人、勇気ありすぎ。マシンガンに素手で立ち向かっていくなんて考えられない。そして死にすぎ。かなりバタバタ死んだように思えるのに、ラストではけっこう生き残ってる。
・そして最も気になったのは、クライマックスだ。
当然クライマックスは核ミサイルだろと思っていたのだが・・・これが違った。
どうやって発射を防ぐんだろと思っていたら、防ぎきれずに核ミサイル本当に飛んでっちゃうし。ひょっとして「ターミネーター3」のようにとんでもない悲劇で終わるのかと思ったら、それも違う。
政府も核ミサイルの情報が入っておきながら、何もしないし。
で、結局クライマックスは、核ミサイルとは全く関係なく、村が爆薬で大爆発ということなのだが・・・
(核爆発よりも、村が爆発する方が扱いが重いのだ)
えぇっ!?こんなんで終わりなの?って感じだ。こんなんじゃもの足りないよ!
生身の肉体を使った迫力ある危険なアクションを、延々と見せられた後では全然もの足りない。
ヤン将軍が捕まってヘリコプターに乗り込んだので、最後はヘリを使って何か大アクションをやるのかと思ったのが・・・
何もなしにそのまま終わっちゃったョ・・・。
◎最後に一言。
アクションを見せる映画だとはわかってはいるが、もうちょっとドラマ性を持たせてほしかったなぁ。
例えば、タブ。村の問題児で、当初はデューと反発するって設定だけど、もっともっと活躍させて最終的にはデューとしっかりした友情が生まれるみたいな感じにしたら、ちょっとは深みが出たんじゃないかな・・・。