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2008.03.30

VANTAGE POINT

今回は、サロンパス ルーブル丸の内にて鑑賞。
エレベーターを降りた正面に、久光製品がズラリ並べて置いてあってビックリしたよ。

C200330

バンテージ・ポイント
なかなか面白いと聞いていたので、余り時間を見繕って見に行くことに。

そのものズバリのサスペンス。ドラマ性は皆無。
ただ、テクニックというか、構成はなかなか面白いかな・・・。巻き戻しの表現がちょっと陳腐だけど。

冒頭からしばらく続く、同じ時間をそれぞれの視点から捉えていく構成は面白い。
それぞれの人がそれぞれの目的に向かって、真剣に頑張っている。映画や小説では必ず主役と脇役がいるが、現実の世界では、誰もがそれぞれの視点で常に自分が主役であるという、そういうことを表現したいのかもしれない。
でもその時点での主役が、何を見て何を聞いたのかが全てが明らかにされないのはどうなんだろうと思う。全てを明らかにして、明らかにした上で、一見理解不能に見せるような工夫がしてある方がいいんじゃないかな。

また、それぞれの視点で追う回と種明かしの回が、始まった時点で区別がつかない。
種明かしの回が始まっても、今回は誰が主役なんだ?と頭の中がそのようなモードになってしまっているので、フレームに入っている人がどんどん変わっていくのを見て、アレ、アレ、アレ???どうなってんだ?と混乱してしまう。

種明かしの内容もズルイというか、卑怯というか、なんだかなーって感じだ。だって、あれだと何でもアリじゃん。リモートでなんでも動かすし、みんなグルだし。
もうちょっと、何でもないことの積み重ねが、第三者から見るととても意外なことに見える、みたいな感じにした方が面白かったんじゃないかな。

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