最後の乱暴
この土日は、雨が降っていたのでどこにも行かない予定でいたが、あまりにも暇なので、雨がやんだのを機に、ふらりと映画館へ。
電車で20分くらいのところにシネコンが出来たのだ。以前は、電車とバスを乗り継いで、片道2時間かかっていたから、随分と近くなった。
今日見たのは、ランボー。
「ランボー 最後の戦場」
原題は “Jhon Rambo” のようだけど、最後なんて言っちゃっていいのだろうか。スタローン、還暦過ぎたとはいえ、まだまだイケそうな感じだったぞ。w
原題が“Jhon Rambo”となっているのは、ジョン・ランボーという人物そのものを描いているということだろうから、私が邦題を付けるなら「人間 ジョン・ランボー」か。
ストーリーそのものは、伏線らしい伏線はなく(あるとすれば「英国の不発弾」の件くらいか)一本調子の筋。敵、見方の切り分けも見事なくらいにはっきりしていてわかりやすい。頭を使うことなんて何もない。悪である敵をぶちのめす。ただそれだけ。
戦闘シーンは残虐というかスプラッタ的で、ある意味リアル。爆発の規模は大きく派手ですごい。しかしながら観客の私らは既にそんなのに慣れてきちゃってるので、その方向でどんなに派手にしても、もの足りなさは満たされない。
どうしても薄っぺらい感じがするんだよね・・・。
おそらく、(ジョン・ランボー以外の)登場人物ひとりひとりについて、その素性とか背景とか、そういうものが全く描かれないせいだと思う。
だから、殺されることの悲しさや無念さが伝わって来ず、見てるほうは「ランボーの怒り」に全く共感できず、感情移入できない。
ちょっと「7人のマッハ」を思い出した。村が襲われ、人を救出するってことでは同じ。
人物の描き方やアクションの撮り方という点で「7人のマッハ」の方が面白い。
| 固定リンク
「映画」カテゴリの記事
- 3199第2章(2024.11.29)
- 3199第1章(2024.07.21)
- 翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~(2023.11.25)
- RRR(映画)と、市川塩浜(定例)(2023.01.14)
- 2205後章(2022.02.06)