The Magic Hour
マジックアワーは誰にでもある「人生で最も輝く瞬間」。そしてそれは信じれば何度でも巡ってくる。
でも、俺にはまだ来ない。(笑)
---
ザ・マジックアワー
今回は、千葉の京成ローザにて鑑賞。
有頂天よりも面白かったよ。
ストーリーもそれなりに複雑。でも頭の中でグシャグシャにならない程度の複雑さ。必然と偶然がうまく入り組んで、それが後のほうのシーンの伏線になってたりして、なかなか先を読ませてくれない。誤解と誤解がぶつかって生まれる面白さや、言葉遊び的な面白さも盛り込まれていてなかなか飽きさせない。構成が滅茶苦茶上手い。
そして街のセットが綺麗。逆にゴミひとつ無い綺麗さにリアリティがなくて、映画の冒頭では状況がイマイチ飲み込めない感じがあった。本物の街で起きた出来事なのか、映画のセットの前で演じられたシーンとして見るべきなのか。でも、ベランダから街を見渡して、映画のセットみたい・・・って言う自虐的なセリフでスッキリしたよ。やりたいのは結局両方だってね。
出演者も豪華豪華。俺も出させろ的に人は集まったんじゃないだろうか。
で、主役の1人、佐藤浩市のクドイ演技が面白かったよねー。ジャンゴの清盛をちょっと思い出したけど、あの時はクドイのばっかりだったから、素の時(?)との演じ分けも見られてそれも面白かった。難しい演技ではないんだろうけど・・・やっててすごい楽しそう。(笑)
以下、思ったことを箇条書き。
・「守加護」って変な街の名だなーと思っていたが・・・・・・「シカゴ」をもじってたのかー。見てる間、全然気付いていなかった。
・劇中劇ならぬ映画中映画が何度もあって、しかもそれぞれ面白そう。それだけでその映画もちゃんと見たい(実際は存在しない映画だとわかっていてもね)。
・バーテンダーさんを見るたびに、あ、格さんて・・・。(やけに体格のいいバーテンさんだよね。)
・ラッシュを見たディレクターのリアクションが見たかった。助手のリアクションは充分だったが。
・本物のデラ富樫が出てきた瞬間、正体が誰なのかよくわからなかった・・・。誰だお前って。
・エンドロール時にセットの組み立ての様子が流れるが、組み立て後にもうワンシーン欲しかった。車から降りてみんなでガチョーンって言うとか。
| 固定リンク
「映画」カテゴリの記事
- 3199第2章(2024.11.29)
- 3199第1章(2024.07.21)
- 翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~(2023.11.25)
- RRR(映画)と、市川塩浜(定例)(2023.01.14)
- 2205後章(2022.02.06)