LUCKY CIDER
ラッキーサイダー。
7月15日に発売になった、サントリーのサイダー。
そういえばサイダーって、サントリーから販売されてなかったのだね。
このサイダー、ちょっと不思議な商品だと思う。
というのは、プレスリリースを読むと「10~20代をターゲットとした商品」らしいが、どう考えてもその世代を狙ってるとは思えないのだ。
まず、このネーミングが不思議。
商品名には目新しい単語を使うのが常套手段だと思うのだが、ラッキーなんてもうとっくに日本語化してしまった単語で、うっかりすると昭和の40年代~50年代の香りがしそうな名前だ。
パッケージデザインも不思議な感じだ。ロゴがレインボーカラー。言い換えれば田舎のお祭りのような色使い。
イルカの絵からは子どもっぽさも感じる。それなのにペットボトルの形状は、キリンの「氷結」を思わせるような菱形の凹凸。垢抜けているような垢抜けていないような・・・。
ちっちゃい子、もしくは逆にじーちゃんばーちゃんにとって、わかりやすい名前とパッケージデザイン。
ちっちゃい子が夏休みに両親の実家に遊びに行ったら、じーちゃんばーちゃんが孫のためにと買って置いてくれたサイダー。そんな感じを本当は狙ってるんじゃないだろうか?
味は・・・昔からあるような、安心できる味だ。スプライトではなくて、三ツ矢サイダーに近い味。
「フルーティな香りとココロはずむ炭酸」が売りらしいが・・・今時の子どもは炭酸なんかでココロ弾まないよ。
どちらかと言うと、親が飲んで自分の子どもの頃を思い出す味に思える。
しかし、なぜ? ナゼ? 何故? なぜ今更サントリーがサイダー市場に参入するんだろう。
いや、逆に今更の参入になっちゃったから、さも昔からあるようなイメージを狙っているのだろうか。
これまでサントリーからサイダーが販売されていなかったことも不思議のひとつだな。
なぜこの時期に発売したかだけは私にもわかる。学校の夏休み直前だからだ。
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近所のスーパーで、三ツ矢サイダーと十六茶が安売りされていた。
250ml缶×30本入りが1箱800円。
思わず、1箱ずつ買ってきた。自転車で2箱運ぶのはキツかったが、これでこの夏の飲み物には不自由しないぞ。
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(7/20 追記)
TVCMとか見てなかったし、プレスリリースからは読み取れないので、一体何をイメージしてるのか良くわからないでいたが、やっぱり田舎のお祭りのイメージだったんだ。
すごいぞサントリー。すごいぞ電○。サイダー一本でよくここまで作りこんだね。
・TV-CM
・バックスストリー
「夢とかもたなきゃ。」というコピーもすごい。だって飲料のコピーとしてはすごい無理矢理なのに、TV-CMのイメージと組み合わせると、なんだか飲むと夢が持てる気がしてくるもの。
・・・他と代わり映えしないサイダーなのに。(コレを言っちゃ何だが)
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