ダークナイト
何故、右目が乾かない!(笑)
先週の日曜、有楽町のピカデリーにて。
ここんとこピカデリー付いてる。(含、梅田)
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ダークナイト
とにかくスゴイらしいという評判を聞き、見ておくことにした。
バットマンの続編。映画名にシリーズ名を冠しないのは最近の流行りなのだろうか。
私は1作目(バットマンビギンズ)を見ていないが、基本的にはバットマンとジョーカーの対決だし、ストーリー自体それほど複雑ではないので、特にわからないことも無く楽しむことが出来た。
でも、思ってたほど面白いと思う感じはなかったな。
んー・・・なんでだろうな。
おそらく激しい尿意のせいだと思う。
暑くて過剰に水分を摂っている状況で、空調の効いた映画館に入って、しかも2時間と32分という長丁場。膀胱を圧迫しないように、ベルトを緩めて頑張ったよ。
某・黒澤映画みたいに「休憩」があればいいのにねぇ。
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ストーリーは特に緩急も無く淡々と進み、目立った山場はないといっていい。山場ばっかりで、結果的に平坦に見えるってことかもしれない。テレビで連続ドラマを続けて見ているような感じ。
全体の構成として、原作に拘り過ぎたんじゃないだろうか。原作知らないけど。
・ハービーのコインの話は後半では重要なファクターになるのに、もっと早いうちに伏線として何度も出しておくべきだったんじゃないか?
・ぼくらはどっちかというと、バットマン(ブルース)よりもハービーに感情移入してるのに、ジョーカーがいかにしてハービーをダークサイドに堕としたかを、なぜ明確に描いてくれないのだろうか。喪失感を味わうことも無く、いきなり悪役はひどい。
・ジョーカーが用意する罠は、ひとつひとつがかなり大掛かりなのに、その「仕込み作業」が全く描かれないのはなぜなのだろうか? どういう罠が仕掛けられているかを予め明示されていることで、僕らはハラハラドキドキできるのだ。なんでそういうのを盛り込まないのかな。
・ジョーカーは最悪の犯罪者という設定なのに、あの小物ぶりは一体何だ。しかも軽薄すぎで知的な感じがなく、見ていてイライラする。ヒーローものの悪役は、どこか重厚で物悲しい雰囲気を持っているもので、それなりに感情移入できるものなのに、それが全くない。
・新開発のバットスーツは、ナイフなどに弱いっていう設定で、これは何らかの伏線(例えば結末でバットマンがこの弱点を突かれピンチに陥ることなど)であることを匂わせておきながら、結局何もない。
折角の良い設定、舞台装置で、絵はすごく綺麗でCGもすごくてカッコイイが、構成が弱いせいでストーリーに薄っぺらさを感じてしまう。そこのところが残念なところだ。
伏線が複雑に入り組む、アジア映画を見すぎたのかな。
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◎昨日の晩ごはん
麻婆豆腐が食べたくなり、スーパーで豆腐とネギを買ったが、挽肉が売り切れ。そのかわりにカレー・シチュー用の牛肉を買った。
豆腐とネギと牛肉だけじゃなくて、買い置きの野菜を大量に入れて作ったら、なんだかわからないものになった。
これはこれで美味い。いや、それは「麻婆豆腐の素」の手柄だが。
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