モヨロ鍋とザンギ丼(試食編)
「モヨロ鍋」と「ザンギ丼」。
観光協会の人が頭をひねって考えたものなのかどうかは良くわからないが、今年できた新しい網走の「ご当地グルメ」。
「ご当地グルメ」って言っても定義があいまい過ぎるが、北見の「塩ヤキソバ」とかと一緒で、要は企画モノ。街おこしの一環でつくられたものなのだ。
この新しい2つの名物を、安く一度に味わえるイベントが、9月に期間限定で開催されていた。
「網走ローカルフード」と題して、モヨロ鍋とザンギ丼に限らず、100円でご当地グルメが試食できるというイベント。
その最終日にちょっと会場を覗いてみた。
網走の街の中心の近い場所にある、空き店舗を会場としている。
入り口で100円を払い、箸とアンケート用紙をもらって、会場の中へ。
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まず、「モヨロ鍋」の試食。
正式名称「網走モヨロ鍋」。
モヨロというのは、アイヌよりはるか以前にこの地(網走)に住んでいたと言われる「謎のオホーツク人」。
そのモヨロ人が食べていたとされる鍋を再現した……ということでもなんでもなくて、そのモヨロ人をイメージさせるようなテーマで作られた鍋なんだそうで。(笑)
(そこはホレ、企画モノだから。)
最低限のルールが決めてあって(オホーツク土器を模した指定の鍋を使う、オホーツクサーモン……樺太鱒を使う、特製の白魚醤油を使う、すり身を入れるなどの10ヶ条)、そのルールに基づき、市内のホテルと飲食店の全11店舗が参加して、それぞれ工夫を凝らし供されている。
試食なので、食べ応えはあまりないが、入ってるオホーツクサーモンがでかい。
他の具は、ホタテ、シジミ、スリミなど。スープはアッサリ系。
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「ザンギ丼」の試食。
正式名称は「オホーツク網走ザンギ丼」。
「ザンギ」というのは北海道弁で鶏の唐揚げのことだが、「網走ザンギ」はオホーツクサーモンを特製の白魚醤油に漬け込んで唐揚げにしたもののこと。その「網走ザンギ」を使った丼。(つまり「ご当地グルメ」は「網走ザンギ」のところから始まってるのだ)。
こちらも最低限のルール(白い器を使う、網走産の長いもと網走産の山わさびを別盛りで添えるなど)の下に、市内の飲食店7店舗が参加して、それぞれオリジナルの「オホーツク網走ザンギ丼」が供されている。
こちらも試食なので、少しの量しかないが、甘辛ダレ味の網走ザンギに野菜が多目でかなりのアッサリ仕上げ。私なんかにはもうちょっと油っこくて味が濃い方がいいいが、女性などにはこのぐらいの味付けがいいのかもしれない。
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他には、茹で立てのトウキビやカボチャ団子、長いも団子、網走産の野菜を使った浅漬けなどもあって、美味しく頂いた。また、最終日だったので、特別に餅つきが行われ、つきたてのお餅を使った汁粉が配られていた。
100円でコレだけ食べられりゃ、十分モトが取れる。実際、期間中毎日“晩飯食いに”来てたひともいたんだとか。
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コレ読んで、行こう!って思う人がいるかもしれないが、残念ながら今年は今日(9月30日)で終了。
来年もやるかどうかも全くわかりません。
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