BJ F850が壊れない
年賀状を作っていて、思い出したことがあるので書く。
Canon BJ F850というインクジェットのカラープリンタを使っている。
買ったのは、1999年。なんと20世紀だ。(笑)
年賀状をこれで作ったのは、今回で9回目ってことになる。来年で10年。
ちなみに、壊れる気配は全く無い。Canon製品なのに。w
さて、この機種BJ F850だが10年近く壊れないで使えてるって事以外に、面白いことがある。
アップグレードキットにより、アップグレードできるのだ。
なんだよ。アップグレードって。後にも先にもそんなの聞いたことないぞ(笑)
アップグレードキットによりアップグレードすると、次のことができるようになる。
1 このプリンタ用の専用インクの代わりに、後から発売された次世代のインクが使用できるようになる。
2 不可能だったフチなし印刷が、特殊なソフトウエアにより出来るようになる。
3 BJ F850 Upgraded というエンブレムが貼れる。(笑)
このアップグレードの実質的なキモは1番の次世代インクが使えるようになるってことだ。
アップグレードって言っても、この点については新しいデバイスドライバを入れれば新インクに対応するってだけ。デバドラを別にダウンロードしてインストールすれば、別にアップグレードキットを買う必要は無い。
それに次世代インクって言っても現在では、最も旧世代のインク。つまり、もとの専用インクはもう売られて無い。新しいデバドラを入れるのは現在においては必須なのだ。
量販店のプリンタインク売り場に掲示されている対応表には、「アップグレードしたBJ F850」ってしっかり書いてある。アップグレードしたなんて書いてあるのはこの機種だけだ。
2番の、フチなし印刷ができるようになるってのは、ちょっと読むとなんだか凄そうだが、これが全然凄くない。
簡単に言うと、印刷したい紙の大きさよりもちょっと大きい紙に印刷して、端を切り落としなさいってことなのだ。そのちょっと大き目の専用紙(お試し版)とそれに印刷するためのソフトが同梱されているだけ。誰だよこれ考えたの。
このアップグレードキットの、本当のキモは3番なんじゃないかと思う。
1番はキットとは関係なくデバドラがダウンロードできちゃうし、2番はこんなのアップグレードでもなんでもなくて、単なる「工夫」だ。
3番のエンブレムは、キットを買わないと絶対に手に入らない。
キットにエンブレムを同梱しようって、誰が言い出したんだろう。どうでもいい話だと誰もが思うだろうに。
BJ F850の耐久性と、マニアックなアップグレードキット。(笑)
当時のBJ F850の担当者は一体ナニモノだったんだろう。只者ではないことは確かだ。
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