THIS IS IT
「こりゃ見とかなきゃ、やっぱダメでしょ。」
・・・という、義務感に駆られて見てきた。
今回は、船橋ららぽーとにて。
特にファンって言う訳では無いけど。
たまたま同時代を生きていた、その証人として。
いや、ただ証人になりたかった。なってみたかった。
で、見てきたよ。
おぉ、見てきたとも。
見てきたともさ。
で、思った。
「おぉ、ロンドン公演、見てぇ~~~」って。
でも、その夢は、永遠に叶わない。
どんなに時間とお金があっても、永遠に叶わない。
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これは、一応、メイキングビデオって事になるんだろうか。メイキングのドキュメンタリーかな。
個人的な記録として・・・みたいな注釈が付いてたように思うんだけど、LiveのDVDの特典映像みたいなものになる予定だったのかも知れない。撮ってる方も、まさかこんな形での公開になるとは思ってもいなかったに違いない。
特にドラマがある訳じゃない。ストーリーがある訳じゃない。
見ようによっては、ただのミュージックビデオ。公演の曲目を追うような感じで、編集されている。
カメラワークもイマイチ。ズームして、ズームしすぎてちょっと戻したりなんかしてる。
ただのミュージックビデオなら、たぶん100分も延々見ていられないだろう。1時間も見ていれば、もうお腹一杯だ。
でも、こればっかりは、魂を抜かれてしまったように食い入るように見てしまった。場内の空気感、緊張感がしっかり撮れている。
彼がこの公演で何をしようとしていたのか、何を目指していたのか、びんびん伝わってくる。
そう、観客が望むもの、そしてそれ以上のスーパーエンターテイメントを魅せたいってことだ。
50歳だろ?それでいて他の誰よりもキレのあるダンス。映像や音楽を最大限に生かした動き。
これでもか、これでもかと、次々に来る思いもよらない演出。
これをなんて言ったらいいのだろう・・・・・・・・・てんこ盛り。てんこ盛りかな?
エンドロールの後もなかなか終わらない。
見終わった後は・・・もうぐったりだ。
そしてその感想は、冒頭に述べたとおり。
これが完成した本番は、一体どんなことになっていただろう。
最高のmissaになったに違いない。
<以下、自分で書いてて纏まらないので、箇条書き>
・映像も使う、バックダンサーも使う、もちろん音楽も使う、舞台装置も使う、照明も使う、その他もろもろ。全部が異質なものだが、それが全て地続きになって、一体となるような演出がすごい。彼が他の全てと一体化して、エンターテイメントの巨大な塊となったと言うべきか。
・最初のレコーディングのアレンジを大切にして、そのイメージを壊さない範囲で曲を磨き上げると言う意味の事を言っていたが、これは流石と思った。確かにCDで聞きなれていた曲なのに、実際ライブに行くと、全然違う唄い方してて、あれぇ?と思うこと良くあるもんね。
・彼の言葉に「まだ喉が暖まっていないのに、本気で唄わせるなよ」みたいなのがあった。言われた周囲はよくわかっていなかったようだが、これって最大の賛辞だ。君らは完璧だよ、って言われているようなものだもの。
・自分の声が聞こえないって言ってイヤホンを嫌がるシーンも、彼の人となりがしっかり撮れていていいシーンだった。
・前から気になってはいたが、股間に手を当て腰を前後に振るダンスっていうのは、あれは一体何なんだろう・・・。女性トレーナーが「私には無いけど」、とか言ってるのがちょっと笑えた。
見終わった後、勢いでトートバック買った。
なんか、もったいなくて使えないな。
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イケアでの晩ご飯。
皿のパスタは199円だった。激安。
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