興福寺国宝館

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さて、興福寺国宝館である。
昨年、東京国立博物館でやってた「阿修羅展」に行けなかったので、これは見ておきたかった。
興福寺国宝館では、阿修羅像を含む八部衆・十大弟子像の現存１４体すべてが見られる。しかも以前はガラスケースの中に入っていたらしいのだが、今はガラス無しで、じかに見ることができるようになってるそうな。

行ったタイミングで、ちょっとした行列ができていて20分待ち。

さて、初めて阿修羅像を見たのだが、なぜこれほどまでに人気があるのか、最初はいまひとつぴんと来なかったのだが…。
しばらくこの阿修羅像を眺めた後、ふと、仏師がこの仏像を通して、何を表現したかったのかな？…なんてことを思った。

そのことに思いを馳せた瞬間、像の中に宿る悔しさや後悔の念みたいなものがドドドッと押し寄せ伝わってきて、もう泣きそうだ。

大慌てでその場を後にした。

・・・。

国宝館から出ると、既に行列は解消していて、待ち時間は０分となっていた。
タイミング悪かったなと思ったが、時計を見ると閉館時間直前だった。

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この後は、若草山山頂へ。

景色をパノラマでご覧くださいませ。