水戸芸術館/REFLECTION
(5/4)
(ザ・変な建物)
本当に思いつきで水戸に行くと決めたものだから、下調べとか何もしてない。行きの電車の中で、携帯で調べつつ、どうしようかとぼんやり考えていた。
水戸と言えば「水戸黄門」と「納豆」と「偕楽園」ぐらいしか知らない。
だから、電車の窓から変な建物が見えたとき、なんか良く判らないが、とりあえずあそこに行くしかないと思った。
(千波湖から望む変な建物)
電車の窓から見たときはけっこう大きな建物に見えたので、目立つからすぐにたどり着けると思っていたが、駅から通り沿いに進んでも、思いのほか背の高いビルが多くて、どっちの方角にあったのかわかない。
あれぇ、通り過ぎちゃったろうか?と不安になってきた頃、突如、ビルの間からあの建物が出現。
なんだこれは(笑)
建物は、「水戸芸術館」という美術館やらコンサートホールやらが合体した複合施設のシンボルタワー「ART TOWER MITO」なのだという。
竣工は1990年………けっこう前からあるんだね
………って、これってバブルの遺産じゃないか。ちょっと納得。
塔にはエレベーターが付いていて、上に登れるようになっていた。料金は200円。
できた当初は人気だったのだろうが、もう20年も経つとけっこうお客もまばら。
塔の展望室はこんな感じ。
床は水平だとはわかっているが、壁が斜めになっているので、しばらくいると平衡感覚がおかしくなる。
しかも、ガイドの女性に聞くと、風が強いと30cmくらい揺れることがあるそうで…。
それって一体何のアトラクションですか。
高さは地上から100m。
水戸芸術館の現代美術ギャラリーでは、リフレクション展という展示を行っていたので、覗いてみた。
映像をテーマとした芸術展示なのだが、けっこう面白かったっすよ。
オチのない面白映像をループして流してるようなのがあるなか、一番面白かったのは宇川直宏氏の作品。訳のわからない前衛芸術作品と見せかけておいて、実は社会の現実をえぐる作品になっている。
最初に「体験ガイダンス」という紙切れを案内の女性から渡され、その説明を受けるのだが、実はこの作品、その時点で作品は既に始まっていて、体験が終わって、最後に真実が知らされるところまでが作品になっている。
ネタバレになるのであまり言えないけど、なんかこれ凄かったし怖かった。
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