木星
先月中下旬くらいからだが、真夜中の夜空に、ひときわ明るい星が見えている。
木星だ。
ちょうど地球の外側の位置にあって、太陽の光を浴びて輝いているのだ。
しかも地球と木星のそれぞれの軌道上で最も近く、観測するのに絶好の位置との事。
そこで、手持ちのデジカメでなんとか撮影できないか、試してみた。
もちろん一眼レフで望遠で・・・なんてのが望ましいが、私が日頃使ってるのは、Canon PowerShot A710isというコンパクトデジカメ。しかも、もう4年も前の機種だ。(今、いつ買ったんだっけと自分でブログ記事検索して、4年前と気が付いて、そんな前だったかとびっくりした。)
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三脚で固定して、目いっぱいズーム。2秒のセルフタイマーで撮影。(セルフタイマーはシャッターを押す指の力でぶれるのを防ぐため)
設定は、ISO100、F/4.8、露光1.6秒。焦点距離はもちろん無限大。
他の設定の組み合わせでもいくつか試したが、これが一番映りが良かった。
カメラがカメラなので、木星の縞模様なんて望むべきもないが、写した画像を良く見ると、木星のすぐ近くに、ぽつんと小さな星が写っていた。
これって、もしかしてガリレオ衛星では???
木星と衛星の位置関係がわからないので、天文ソフトで確認してみた。国立天文台で配布しているMitakaというフリーソフト。
(画像はMitaka1.2.0aより)
どうやら、やっぱりイオっぽい。
Mitakaによると、他の3つの衛星もちょうど見える位置にあるようなので、撮った画像をもう一度確認してみた。
ガニメデとカリストはわからないが、エウロパがうっすら写ってる!
コンパクトデジカメでもけっこう写るもんだねぇ・・・。
もうちょっとはっきりわからないものかと、フォトショップでレベル補正してみたら、エウロパがはっきり浮き出てきた。
しかし、もう一つ謎の物体が出現・・・・・・。な、なんだこれ。
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