ADJUSTMENT BUREAU 運命調整局
久し振りに映画見た。
アジャストメント
何をadjustment……調整するのかと言うと、予め決められた運命に人生を調整するのだという。
発想っていうか、映画のネタとしては素晴らしいとは思うが、でもどうしても既視感は漂う。
人知を超えた何者かによって人の運命がコントロールされたり、世界が滅びないように保守されているっていうのは、「運命のボタン」とか「ウオンテッド」を思い出す。
いや、面白かったとは思うんす。すごく。
マット・デイモンも以前は、いつも口が半開きなのが気になって仕方なかったのだがそれもなかったし、彼の演技って明確な感情が外に出ないような感じがあると思うのだが、それが逆に上手く生かされていて、政治家っぽさとか、内に秘めたる激情とか悲しみとか、思っていることをやや隠しながら、敢えてちょっと違うことをいうみたいな演技などが、うまく表現できていたと思う。あと茫然自失的な演技とかもすごく面白かった。
(ほか、思ったこと箇条書き)
・相手役のエリース役の人て「プラダを着た悪魔」に出てた人だな(交通事故で怪我する人)。
・エリース登場のシーンも、男子便所で何やってたのみたいな感じだったが、結末近くでデヴィッドと再会するのもトイレ。なぜかトイレが「運命」の起点になってる。
・敵役の組織がちょっと面白い。末端での「事故」が手に負えなくなり、次々とその上司に仕事丸投げしていくのがちょっと笑える。
・で、出てきた中ボスの、人間の弱みを突く陰湿でうますぎるやり方が酷い。いや、すごく面白いんだけど。
・ハリーの裏切りは伏線が匂わされていたので予想がついてが、中ボス、大ボスと登場していくと思わせておいて…………あの結末は、ありがちすぎて安っぽいかなぁ。
・運命をコントロールする人たちが、実は運命に翻弄されているというのも面白いなと思った。
--- ---
今日の晩御飯。銀めしさちのや食堂という定食屋にて。
経営母体がトンカツ店だけあって揚げ物は完璧。エビフライもアジフライもパン粉がありえないくらいにサックサクでびっくり。
さば味噌も美味かったが、その鯖の下に隠れていた大根が、これでもかっ!ってぐらいにダシが染みてて凄い。
そして、米がめちゃくちゃ美味かった。
いい店見つけた。また行こう。
| 固定リンク
「映画」カテゴリの記事
- 3199第2章(2024.11.29)
- 3199第1章(2024.07.21)
- 翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~(2023.11.25)
- RRR(映画)と、市川塩浜(定例)(2023.01.14)
- 2205後章(2022.02.06)