11ぴきのねこ
折角の3連休だし、暑いけどどこかへ出掛けようと思い、銀座へ。
教文館で、馬場のぼる氏の記念展が開催中なので覗いてみる。
11ぴきのねこがやってきた:馬場のぼる没後10年記念展
http://www.kyobunkwan.co.jp/event/11nyago/
URL、“11nyago”って(笑)
「11ぴきのねこ」は実家にあった数少ない(?)絵本のうちの一冊。
たぶん両親が私に買ってくれたものだと思うが、とにかくお気に入りの一冊で、私が物心付いた頃には既にボロボロになっていた。
そんなこんなで、この記念展はちょっと興味があった。
記念展のホームページの「アクセスマップ」では、ビルの側面の回転ドアから入るよう書かれているが、行ってみるとちゃんと案内役のねこさんがいる。(笑)
顔ハメ。穴ちっちゃい。たぶん子ども用。
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展示物は、馬場のぼる氏の肉筆原画が中心。
氏の生い立ちなどを語る資料のコーナーもある。
(詳しくは上記ホームページの「会場の様子」を参照のこと)
けっこう知らない事実があったよ。
なぜ中途半端な数の「11ぴき」なのかとか、シリーズの絵本の印刷がいわゆる4色印刷ではなくて、リトグラフになっているとか。(まぁ、どういう印刷になってるかなんてことを気にしながら絵本を読む子どもなんていないけどね)
一作一作、かなり苦しみながら生み出してることとか。なんせ7年に1冊のペース。
氏のノートにあった「子供だましの絵本は、結局子供もだませない」なんて言葉はグッと来る。
あと、6階のナルニアホールの展示も見逃せない(ホールって呼ぶにはどうかと思える広さだが)。
こちらは氏の漫画の原稿や、他の漫画家さんとの交流を語る品々などを展示。
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会場のグッズ売り場で買ったものと貰ったもの。
左上:画集「ねこのせかい」
左下:記念展の半券、告知の絵葉書、しおり
右:クリアファイル
しおりは本を一冊買うと貰えるもの(「ねこのせかい」を買ったからくれた)。
貰った時は気が付かなかったのだが、帰ってよく見たら、簡素ながらも手作りのしおりだった。短冊に桜の花の形の穴を抜き、記念展のフライヤーからねこの絵を切り抜き貼ったもの。いいねこういうの。
あと、「ねこのせかい」を読んでいて、アッ!と思ったことがあった。
それは挟まっていた愛読者カード。感想などを書いて出版社に送るハガキだが、その愛読者カードの下部に「お誕生日カード」の送付を申し込む欄が付いていた。
そういえば私にも12歳頃まで毎年「お誕生日カード」が届いていたっけ…。
(10歳までだったようです)
やっぱりそういうシステムだったんだ。薄々そうなんじゃないかとは思ってはいたけど。
両親が「11ぴきのねこ」に付いてたこのハガキを送ってくれたのだ。
もらった「お誕生日カード」。捨てた記憶はないが、まだ実家に残っているかなぁ。
なんか泣けてくる。
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