識名園とねこ
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今回の沖縄の旅は急に決めた事なので、特に下準備とか何もしていない。
そもそも今回の沖縄は4回目であって、那覇近郊の名だたる観光地は既に行っており、行くと決めたはいいものの、行ってどうしようかなとも思っていた。
出発の前日に、とりあえず何か用意しなきゃと思って、最新の「まっぷる沖縄」とか一応買ってみたが、いざ沖縄に到着してホテルの部屋でカバンを開けてみるとそれが見当たらず、そこでやっと家に置き忘れてきた事に気付くという惨憺たる有様。
それで、いよいよどうしようかと思って、たまたまホテルにおいてあった観光パンフを見つけて、そういえば行った事なかったなと思って、行く事にしたのは「識名園」。
首里から歩いて40分くらいあるのだが、知らない街を歩くのはそれなりに楽しいので、それはどうってことない。散歩がてら、散策がてら。スマホにナビが付いてるので、道に迷う事もない。
識名園というのは、琉球王家最大の別邸で、保養所兼迎賓館。しかも世界遺産。
見所は、御殿と広大な庭園。
池の周囲を巡る小路を周ると、景色を構成する樹木や橋、六角堂などの位置関係が巧みに変化して見えるので、かなり計算された庭園である事がわかる。行って良かった。
木に留まる鳩。
さて、猫の話をしよう。
識名園の遊歩道の途中で、猫と会った。木の根本にキャットフードが盛られていて、それを三毛猫が一心不乱にカリカリ食べていた。
どうも、識名園の従業員の間で飼われている猫のようだ。
かなり近づいても、気が付かないのか逃げない。相変わらず一心不乱にカリカリ。
ところが、デジカメを構えて、30センチくらいまで近づいた頃だろうか。突然こっちをカツと見て、突進してきた。
攻撃されるのかとびっくりして、こっちが逃げようかと思ったら、なんと足元にスリスリ。
シッポを立てて懐いて来た。
(写真のジーンズは、私のまたぐらです)
そして何を訴えてるのか、ニャーニャー、ニャーニャー鳴くのだ。
散々鳴いた後、諦めたのかどこかへスッと去っていった。
その後、あの猫が何を訴えていたのか全くわからないでいた。気が付いたのは猫が去ってからかなり経った後。
実は私のカバンの中に、蒸かしたての「ぎぼまんじゅう」が入っていたのだった。
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