ばっとまん師匠と弟子ろびん
ダークナイトライジング
直訳すると「暗黒騎士の復活」かな。「暗黒騎士・地獄から這い上がる」っていうのもいいな。
今回は、有楽町のピカデリーにて鑑賞。
前作のダークナイトを見たのは4年前。正直あまり覚えてないのであるが、そこそこ楽しめた。
淡々とした進行はダークナイトと同じ。言い換えれば、これだけのアクションを盛り込みながら、全くドタバタしていない驚異の演出。
破産とか財産没収とか、なーんかアメリカらしい展開……と思っていたが、資本主義社会からの解放っていうか、搾取されてきた労働階級への富の再分配っていうか、アラブの春はアメリカにも起こりうるっていうか、そんなのをなぞるというのが、この映画のテーマの一つになってるのかなーっとちょっと思った。
他のテーマとしては………「ヒーローは孤独」かなぁ。なんやかんやでいろんな人に支えられて結局孤独じゃないんだけど。
(以下、箇条書き)
・ベインの…なんていうか、大物っぷりがいい。これと比べたら前作のジョーカーなんてチンピラ以下だ。(笑)
・一つ疑問だったのは、奇怪なマスク。薬を入れるためのものというのは分かったが、あんなマスクを付けていて食事はどうしてるんだろう…。
・ブルースが地獄から這い上がるのに、まさか日本人が大好きな精神論が出てくるとはね。で、腰が治ったのは分かったが、冒頭から痛がっていた膝は治ったのだろうか?
・核融合炉を改造して核爆弾にって……そんなことできんのかって思ってしまった。どんな技術かしらんが。一応言っとくと、現在の核分裂炉は核爆弾に転用はできないことになってる。燃料の濃縮度が違うからだ。と言っても、爆発すれば爆風の破壊力ではなくて、放射能による大被害を広範囲に及ぼすのはご存じのとおりなので、ある意味リアル。ただ……わざわざそんなことしなくても、アメリカにはもっと強力な核爆弾沢山あるのにさぁー。(笑)
・ミランダ役の人(マリオン・コティヤール)。どっかで見たことあると思っていたが、リュックベッソンのTAXIでリリー(ダニエルの恋人)役の人だった。インセプションではコブの嫁役。今回は、神秘的なインド人女性みたいな感じの役だった。メイクの力だろうか。演技力だろうか。まさかその役自体が結末への伏線になってるとはびっくりだったが。
・そしてまさかのまさか、最後の最後でロビンが出てくるとはね。これで続編作れる。なるほど!
・ていうか、何このインセプション同窓会。いや、インセプションがバットマンの同窓会だったのか?(笑)
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↑今月は、あとトータルリコールとアベンジャーズを観るぞ。
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