圓朝まつり
昨年8月、ほぼなんとなく前を通りがかって、そこで幽霊に呼ばれたとしか思えない理由で立ち寄った谷中の全生庵で、毎年この時期に「圓朝まつり」という落語協会のイベントがあることを知った。
もともとは圓朝忌といって、落語界の偉人三遊亭圓朝の供養をするものだったが、10年ほど前から落語協会のファン感謝デーに衣替えして開催しているのだという。
そこで今年は事前に日程を調べて、行ってみることにした。
いやー、暑かった、焼けた、いろいろ限界だ…。
会場の防災広場初音の森に10時を目途に行ったのだが、もう会場は人でいっぱい。
それでも、まだ各芸人さんの屋台をゆっくり見て周れる感じ。
飲食物のほか、手ぬぐいなどの小物の販売とか、ユニークな工夫をこらした福引きとかが多いようだ。
ぶらぶら周ってみている間にも、開場にはどんどん人が入ってきて、モノもじゃんじゃん売れている。まだ始まったばかりのこの時間に来て良かった。師匠たちもまだまだ元気だし。(笑)
「すじ丼」。蝶花楼馬楽師匠の屋台「すじ屋」。
これで、800円というお祭り価額だが、筋肉はもちろん豆腐もネギも良く煮込まれていて半端なく旨い。
デザート「みつ豆」。古今亭菊龍師匠・古今亭菊春師匠の屋台「甘味処つきあいのいい店」にて。
つきあいというのは心太を突くことと掛けているようなのだが、ここでは心太ではなくみつ豆を購入。
たぶん、21世紀になって初めてみつ豆食べた。
もう少し寒天が冷えていて欲しかったが、なにしろ場内激熱なので致し方ないところ。とはいえ砂糖に包まれた求肥がもちもちしていてなかなか嬉しい。
そのほかステージでの催し物とかゆっくり見たいのであるが、日差しが強く暑くて焼死しそう。場内も人でぎゅうぎゅう。
熱中症の初期症状を感じたので、11時過ぎに退散することにした。
今年も、全生庵で幽霊画をみて涼んだ。
昨年まではこの境内で「圓朝まつり」をやっていたそうな。
そりゃ大変だ。どんなことになっていたものやら。
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持って帰ってきたもの。
左端の扇子は「福扇」。小三治師匠のサインが入っている。…と言ってもこの扇子はどちらかというとおまけ。本部販売の2000円のラッフルに必ず付いてくるのだ。
ちなみに2本引いて1本、浅草演芸ホールの招待券が当たった。しばらく喜んでいたのだが、よくよく見たら平日しか使えない券。正直すごく使いにくい…。休暇取らなきゃ。
手前のTシャツと小豆色の手ぬぐいは、林家時蔵師匠のちんちろりんにて当たったもの。
Tシャツには時蔵師匠が招き猫になってるイラストが(森元首相ではない)。ご本人には申し訳ないが、これもすごく使いにくい…。20年経ったら着よう。(笑)
右端の色紙は金原亭世之介師匠直筆のもの。あっ!宇奈とと(笑)
圓朝せんべいを買うとおまけで1枚色紙をくれたのだが、どちらかというとこちらが本体だ。
わかりにくいが、上段中央の2枚の手ぬぐいは古今亭志ん輔師匠の、落語協会の浴衣を手拭いに仕立てたというもの。
正直これが一番良い買い物だったと思う。実用的という意味で。
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