R100
松本人志のR100。怖いもの見たさで(笑)見てきた。14日だし。
たぶんどうせそんなに人入んないでしょっていうスタンスなのか、プレミアスクリーンの上映だった。その総席数の3分の2くらいの人の入り。
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んで、なんだろうね、これ。
ノリとしては「しんぼる」っぽい気がするんだけど、妙に現実的というか変に浮世離れしてないっていうか。純文学調というか。
顔が膨れて、ダンカンみたいな顔になることを除いては。
その純文学調で最後まで行くのかと思いきや、丸呑みの女王様が出て来るあたりからおかしくなってくる。
そのへんからもう理解不能。どういうこっちゃねん。
あんべちゃん…いや、片桐はいりの使い方おかしいわ。あれじゃ女王じゃない、まるで妖怪だ。
いや、妖怪なのか?
実はボンテージは現代に忍んで生きている妖怪集団。
そうやって考え直すと何となくすべてが腑に落ちる。
組織の目的が分からない……だって妖怪だもん。
家具店に忠告に来た男が突如消える……だって妖怪だもん。
なぜ声の女王様は妻の声を知っていたのか……だって妖怪だもん。
病院にいたはずの丸呑み女王様が次の瞬間すでに前田吟邸にいる……だって妖怪だもん。
そう、SM映画って宣伝だったけど、本当は妖怪映画。
すると、なんだ「大日本人」とあんま変わんないんじゃんということがわかる。(笑)
そしてその妖怪の大ボスがCEO。
CEOて。
CEOて。CEOて。CEOて。CEOて。
CEOて何。
一体小屋の中で片山に何があったのか。
確かにアラシは弟が欲しいって言ってたけど…あの終わり方って…ないわ。
んで、100歳の映画監督が一番の妖怪であったと。(笑)
しっかし、この映画の批判として言われそうなことを映画の中で先に言っちゃうってのは卑怯だわ。わかってやってるんだってテイにすれば、何やってもいいって事になっちゃうもの。
ただ、またこのパターンかとかなんとか思わせても、最後まで飽きさせない絵作りは流石だったと思うよ。
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白髪で皺くちゃのばーちゃんが前の方の席に座ってた。「100歳」までは届いてないだろうけど、90代くらいなのかな。カート押さないと歩けないような感じの。
逆にそんなお年寄りにこんな映画見せていいの?って思った…。付添いの人ももっと別な映画見せようよ……。
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