Eye-Fiカードを試そう

ステレオサウンドから出ているムック本「“カワイイ”をシェアする写真術」を買ってみた。
見るからに「女の子向け」なんだけど、「男の子向け」は併売されていないので、止むを得ない。

この本、付録としてWi-fi内臓SDカードが付いている。具体的にはドコモの「Eye-Fiカード 01」。デジカメにコレを差して撮影すると、その画像をWi-fiでスマホに自動転送してくれるというもの。

これ、ドコモからまともに買うと、3,990円。

でも、このムックだと、なんと1,890円（消費税5%計算で）。
半額以下だよ。一体どうなってんの…。

たぶん、サポートとか故障修理対応の有無が、値段の違いなんだろうと思う。

SDカードとしての記憶容量は4GB。今となってはちょっと少ない容量だが、どうせWi-fiで即座に飛ばすんだから、そんな大容量は必要ない。

私はコレをPentaxQで使おうと思っている。実はこのPentaxQ、16GBとか32GBとか容量の大きなSDカードを入れると、起動するのに何秒もかかったり、時にはメモリーの認識に失敗したりするのだ。だから、逆に4GBという容量はちょうどいい。

あと、「簡単設定用認証キー」というカードが付属しているが、私としては使う気ゼロ。（笑）

と言うのは……ここが今回の本題に関わってくるところ。

「ドコモEye-Fiカード 01」は、デジカメとアンドロイド携帯との組み合わせ専用として売られているもので、iPhoneは対応しないのだ。このムックにも「iPhone ではご利用いただけません」としっかり書いてある。ドコモからだってiPhoneは売られているのに……。

しかし、ちょっとググってみると、以下の事がわかる。

・ドコモから出ているのにも関わらず、ドコモのスマホ専用ではない。

・簡単に利用できるよう、あらかじめドコモで設定を施してあるというだけであって、何かの囲い込みがされている訳ではない。

・Eye-Fi社から公式に配布されているEye-Fi Centerというソフトでリセットすると、ドコモで設定した内容が消え、普通のEye-FiカードとしてiPhoneでも使えちゃう。

私がやろうとしてるのは、この「Eye-Fiカード 01」でPentaxQからiPhone5（しかもau）への送信。
こうやって書き出してみると意外に掟破りだわ。ドコモの皆さんごめんなさい。

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結論から言うと、出来た。
けっこう大変だった。

参考にしたのはココのブログ記事。
Eye Fi Card 01 fo Docomo を iPhone 5s で使う方法 やってみる方は、もちろん自己責任で…。

試した上で、ここの説明を補足すると、

１　Eye-Fiカードのネットワーク名とネットワークパスワードを控えておけとなっているが、控えを取ったもののPCから直接Wi-Fiで繋ぐことはしなかったので結局使わなかった。

２　「Eye-Fiレシーバーforドコモ」のアカウントと、「Eye-Fi Center」のアカウントは、同じメールアドレスでは併存できない。それに気が付かずかなり苦労した。
別のAndroid機で「Eye-Fiレシーバーforドコモ」を試している場合は、Eye-Fiレシーバーforドコモのメニューから「アカウント削除」をしておくこと。

３　Eye-Fi Centerで、Eye-Fiカードをリセットするとき、直接PCに差してEye-Fiカードを認識させなければならないが、Eye-Fiカードというのは特殊なため、カードリーダーとの相性で上手く認識しない場合がある…ていうか、認識しなくて初期不良かと思った。
その場合、デジカメにに差して、デジカメとPCをUSBで繋ぐ（つまりデジカメをカードリーダー代わりに使う）と上手くいく。

４　「Eye-Fi」というのは、このSDカードの名称であると同時に、デジカメやスマホで撮った画像データをクラウドやPCで共有するサービスの名称でもあるので、Eye-Fiカードの存在とは関係なしに、スマホで撮った画像もこのサービスでPCに送り込むことができる。
そのため、iPhoneやAndroidのEye-Fiアプリには、Eye-Fiカードの設定と、そのスマホ自身のカメラで撮った画像の送信についての両方の設定があるのだが、Eye-Fiサービス自体について事前によく理解していないと、何が何の設定なのか非常にわかりにくい。

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デジカメのバッテリーが減るのが早いのと、Eye-FiからiPhoneに送信されるトリガーが良く分かんないので、ちょっと使いにくい。

一回遊んで終わりかなぁ…。