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2014.10.19

ヨコトリ2014(その1)

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Yokohama Triennale 2014
ヨコハマトリエンナーレ2014
3年前に見に行って面白かったので、今回もまる2日かけて見に行ってきた。

上写真は今回の広告塔になっているゴミ袋のクマ。いや、「クマのような構造物」だからクマじゃないのか。
フィーリングとしては例の「ふなっしー倒れてるかと思った」と同じという理解で良いのだと思う。

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まず横浜美術館から…。

副題は「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」。
入場料は連携セット券で2400円。200円追加すると音声ガイドが借りられる。アーティスティックディレクター森村氏によるもので、この解説があるのとないのでは理解の深度がまるで違うので借りると良い。

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面白かったのは各自複製を無料で持ち帰れるという2枚の作品。
複製を無料で持ち帰れるっていうか複製しかないの。複製っていうか数百枚積んである部分的に色を塗った厚手の色紙でしかない。だけど無料ってだけで(もしくは芸術だって言うだけで)有難がって皆1枚ずつ持ち帰るのだ。持って帰って、持って帰るのが邪魔くさくなって、道端やゴミ箱に捨てられるまでが、実は作品。その様子を製作者が見てほくそ笑む。現実、ランドマークタワーのゴミ箱に何枚か捨てられていてちょっと笑った。
REFLECTIONの宇川直宏作品を思い出した。ある意味えぐい作品。

また、この作品の少し前に、「あっ、そうか。」で始まる4枚の作品が配置されているっていうのも憎い演出だ。
このことについては黙っていることにした。(笑)

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ホール中央のでかいゴミ箱と手前のカラスは全く別の作品だが、関係性がバッチリ。なんだろうね、この面白さ。(笑)

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この写真の場所だが、会場内のどこかにある。ある日突然に迷い込んだ悪夢の中での行きつく先が泥沼。怖すぎる。

この作品、本会場から案内の矢印は出ているのだが、あまり人が行ってるふうな感じは無かった。制作の都合上変な場所に用意せざるを得なかったのだろうが、そこに至る道のりの「本当にこんなところに作品があるの?」という不安感までもが演出のような気がしてくる。

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バスで新港ピア会場へ移動。

ココの会場は……正直なんか良く分からない作品が多かったな(笑)
分からないなりに楽しめたとは思うが…。

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喫茶コーナーで飲んだオリジナルカクテル。その名も「オブリビオン」。爽やかな味。

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勝烈庵にて夕ご飯。

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お好み定食。

来週の木金(23日~24日)は勝烈庵の創立88周年で、棟方志功画伯の絵皿を配るから来なさいと言われた。そんな無理だわ、平日だし。(笑)

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インターネットミュージアム取材レポート ヨコハマトリエンナーレ2014

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