網戸の張替にチャレンジする
部屋の網戸の破損が気になっていた。
たまたま扇風機が網戸の方へ倒れて傷めてしまって、これはしまったと思い、破損状況を確認したら、ちょっと触っただけで糸がプツンと切れる状態。どうも西日がきつくて、長年の直射日光によって材質そのものが劣化してしまっているようだ。
傷めた部分だけ何とかなればと思っていたが、これではダメだ。全とっかえしかない。
借家なので言えばやってくれるのが普通かもしれないが、私の場合そういう契約ではないので、自分でやるか業者さんに頼むしかない。
そこで、網と網抑え用ゴムと網抑えゴム用ローラーを買ってきた。網戸は3枚あるので3組分。
Youtubeで、網戸の張替方を検索。見ると意外と簡単そうにやってる。
手際もすごくいい。早ければ10分くらいでできるそうな。
流れはこんな感じ。
(1) ゴムを端からぴろぴろーんと引っ張って外し、古い網を剥がす。
(2) とりあえずフレームを拭く。
(3) 網を広げ、大きめの目玉クリップなどで、フレームに仮止めする。
(4) ゴムをローラーで押し込み、網を固定する。
(5) はみ出た網をカットする。
(6) 完成。
では始めよう。
まず新聞を敷き、外した網戸を置いてみた。
ゴムを外そうと思って、ゴムの端を探したのだが、それがどこだか全く分からない。
端がわからないというよりは端だらけでどこが本当の端なのかわからないのだ。
ゴムが経年劣化していて、1~2cmごとに分断しているのである。
マイナスドライバーでほじっても崩れるばかりで外れない。網を強引に引っ張れば外れてくるかと思ってやってみたが、網が破れるだけだった。
築38年とは聞いていたが、これ…38年間そのままだったんじゃあるまいか。
約30分かかってミゾほじり完了。
網戸上辺だけはうまくピロピロと外れた。なるほど確かにそこは一番日陰になりやすく、また雨などにも当たりにくい場所だ。それでも外れたゴムの長さの最長不倒距離は25cmくらい。
ほじった結果がコレ。散らかってしょうがないので、とりあえず桶に入れた。
「ゴム」というよりは、もはや「灰」。
軽く網戸フレームを拭いた後、網を広げてゴムを押し込む。
ローラーを押し当て抑え込むのだが、これがなかなか溝に入っていかない。
外して灰になったゴムと見比べて、どうも買ったゴムは太すぎるようなのだ。これ一種類しか売ってなかったので、全く迷うことなくこれ買ったんだけど…。
それでもゴムを引っ張って細くして、ローラーで満身の力を込めれば溝にはまることがわかったので、なんとかそれで作業を進めることにした。
それにしても、一本の手でゴムを引き、一本の手で弛まないように網を引き、一本の手でローラーを持たなければならないので、合計三本の手が必要になるのだが、あいにく私には手が2つしかないので、正直かなり四苦八苦。
しかし、網を引いていなくても、ゴムをローラーではめ込む…いや、押し込むことができていれば、結構きちんと網が張れていることに気が付いた。
その理由は上の写真の通り。ローラーのつくりをよく見ると、網戸外側にはみ出た網よりも、網戸内側の網をより多くゴムの下に引き込むようになってるのだ。よくできてる…!
ただしこの器具、右利き専用なのだね。私は右利きだからいいけど。(笑)
はめ込み完了。ゴムがきちんとはめ込まれていれば、はみ出た網がピンと立ち上がる。
ここまでに習得した独自の技。
その辺に落ちている、古いゴムをこうやって仮止めに使えば、クリップとか不要だ。
はみ出た網をカッターで切り捨てて、作業完了。
ゴムのはめ込みに約1時間かかったので、作業時間は全体で1時間半。
満身の力を込め続けていたので、右手の指の付け根が痛い。そして力が入りすぎて何度もローラーで押しつぶしてしまっていたので、左手人差し指が痛い。
それでも、初めてにしては、すごくいい出来ではないか!?
しかし…あと2枚あるのか…。
翌朝、明るくなったところで、網戸を見たら、
あぁ…。
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