ビタミンカステーラ
ビタミンカステーラ/高橋製菓(株)
何となく買ってきてしまった。
先日のクリームボックスのくだりで、そういえば暫く食べてないよなぁ……と思い出したのだ。
北海道限定のお菓子と言われるが、別に限定してる訳でも何でもなくて、流通していないだけ。
首都圏なら行くとこ行けば簡単に手に入る。そのくせデパートとかでやる物産展には意外と無かったりするんだよな。
ちなみに今回買ったのは、5個入りの「ファイブカステーラ」。
5個入りなんて出してるなんて、逆に今まで知らなかった。
田舎にいた頃、それ程このビタミンカステーラを食べていたわけではない。
月に1回食べたか食べなかったか程度。それも小学校低学年くらいまでで、それ以後は食べた記憶はほぼ無い。
でも、こうやってパッケージの現物を見ると、数十年の時を超えて、昔思っていた変なことが次々と思いだされてくる。
まず思い出すのは、パッケージに印刷されているこのマークの事だ。
昔からこれってパンツみたいだなと思っていた。(ビキニパンツね。)
たぶん会社のシンボルマークだろうとは思うが、何の図案化なんだろう?
次に思い出すのは、この綺麗な焼き色の表面の事だ。
この表面を傷つけないように袋から取り出すのには技術を要するのだ。
カステーラの表面がこのパッケージのビニールにくっついていることが多々あるのだ。うかつに取り出そうとすると表面がベロリと剥げてしまう。そうなったら袋に指を突っ込んで、ビニールにくっついた部分を削いて取って食べなければならない。これが悔しい。
表面を傷つけないように、なんとか綺麗に、キレ~に取り出すことができれば、その日一日はラッキーデーである。
そうだこの味。
そのまま食べても、特別甘いわけでも、卵の味が効いている訳でもない。
言っちゃ悪いが、それ程美味しいとは思わない。そして、口の中がパサパサになる。
でも、何か飲み物と一緒に摂ると、途端に口の中で甘味がふわぁぁぁっと広がるのだ。
飲み物は、基本的には何でもいいのだが、特に牛乳がお薦めだ。
最後に、最も変であったろうと思う事を思い出した。
私は小学校低学年くらいまで、このビタミンカステーラが、いわゆるカステラだと思っていた。
その時点で長崎のカステラを食べた事はあったが、それはカステラではない違うお菓子だという認識だった。だって、ビタミンカステーラがカステラなんだから。
どっちが本物でどっちが偽物であるとか、そういう事は言わないが、何かの都合で便宜上、長崎のアレもカステラだと呼んでいるに過ぎないとそう思い込んでいた。
今になって思えば、どっちが本物かと言えばネェ……。(笑)
さて、このビタミンカステーラ。
手に取ってみただけで、こんなに次々と思い出されることがあるとは思っても見なかった。
やはり、僕ら(道民&北海道出身者)のソウルフードなんだろうか。
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