ころころの修繕
先程、アマゾンから届いたのがコレ。
4車輪静音シリーズ用交換タイヤキット、1,797円。
何のこっちゃねんとお思いだろうが、スーツケースのキャスターのタイヤ交換キットなのだ。
何種類かサイズがあって、私が発注したのは、「車輪40×6×18mm車軸30,35mm」というもの。
キット内容はこんな。
タイヤ×4
車軸30mm×4
車軸35mm×4
車軸を受けるネジ×8
ワッシャー×8
六角レンチ×2
全部きれいに広げたところで写真撮れば良かったっすね。
さて、私のスーツケース。
タイヤのゴムが劣化していつの間にか剥がれて芯だけになっていたというのは、既報の通りである。
10年前、カインズホームで確か7千円くらいで買った超安物。正直言って、そら10年も経てばタイヤぐらい剥がれるだろ、という気がしないでもない。
捨てて新しいのを買うのも選択肢だとは思うが、何となく捨てられないので修理してみることにした。
業者修理の値段をネットで調べたら、キャスター1か所4千円、4か所全部でセット料金1万3千円とかで、そんなの本体の倍近くなるとかアホらしくてやってられない値段。いや、そもそも逆にこんなクソ安いスーツケースをそんな高級修理業者に出すのは恥ずかし過ぎんだろと思う。
で、ネットにDIYの記事がいっぱいあって、けっこう皆自分で修理してんのね……と思って、その後アマゾンで修理キット売ってるって気が付いて、現在に至るのである。
前置きが長くなったが、作業開始。
まず最初に、金切鋸で車軸をぶった切る。
金屑が散らばらないように、レジ袋を引っ掛けての作業。
いや、実はこの後がなかなか大変だった。使った金切鋸は、カッターナイフの刃を交換して金切鋸にするというタイプのもので、ソイツの性能の問題もあるんだろうけど、切断に20分くらいかかった。(笑)
切れたら、キャスターのアーム部分の内側をフキフキ。
埃がごっそり溜まってた。
そしてこの時点で、キットになぜ2種類の車軸が入っているのか、やっと理解できた。
当初、キャスターに物差しを当てて測って、車軸の長さは3センチだなと思って、この30mmの車軸が含まれるキットを発注したのだ。だから、35mmの車軸は要らない筈なのだが…。
実際差し込んでみると、車軸の頭がデカくて、キャスターアームの外側の溝に填まらないのである。
填まらないと30mmでは短く、35mmでピッタリ!
まさか、そこまで読んでこのセットが組まれていたとは。(笑)
外側に車軸の頭が飛び出し、キャスターアームが斜めにカットされているせいで、隙間ができてしまっている。
溝を削って広げる手もあるが、実用上問題なさそうなのでこのまま使う事にした。
結局、最初のタイヤ交換に30分かかった。
2か所目はコツを掴んできたのか20分、3か所目は僅か10分!
4か所目は疲れて来て20分で、全体で1時間20分の作業時間で完成。
動きはかなり滑らか。ゴムのグリップ感もあって充分満足である。
これで、あと10年使える。
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