バスクロック修理

以前アマゾンで買ったバスクロック。
この日の記事の中段のヤツな。

時間の他、温度、湿度も測れ、タイマーにもなるので便利だ。
ウチの風呂、浴槽にお湯を張るのに約15～16分かかる。そこで、お湯を溜め始めたらすぐタイマーを15分にセットしておくと、お湯が溜まったタイミングでアラームが鳴ってくれる。
浴槽にお湯を溜めていたことを忘れていて、気が付いた時にはオーバーフローなんて事が過去数回あったが、そういう事もなくなった。

で、この時計、困ったことがひとつある。

時計が異常に進むのだ。１日に１分近く進む。
都度補正していたが面倒くさくなり、一か月放置していたら、25分くらい進んでいた。という事は一日約50秒。

クオーツ時計なんて枯れに枯れたテクノロジだと思ってたので、こんなことが起こるなんてちょっと信じ難く、さすが中囗製…って思ってた。

ネットを何となく見ていたら、興味深い記事を見つけた。これな。
10年以上前のブログ記事。一週間に数分進むというのは、私の時計と全く一緒。
水晶発振子の種類によってはグランド接続が必要で、それがされていないとそういう事が起きるらしい。

そこで、試しに時計のフタを開け、中を確認してみることにした。

どこから開けるのか全く見当もつかなかったが、とりあえず表面の透明な化粧板を剥すことが出来そうだったので、精密ドライバを差し込んで剥がしてみた。
ちょっと傷がついてしまったが、致し方ない。

するとネジ10個発見。
防水の都合だとは思うが、10個は多いな（笑）

ネジを外し、開けてみた。

こんな小さな基板なんだなーとちょっとビックリ。

修理するも何も、どう手を入れたらいいのかなーと先程のブログ記事を読み直し、再びこの基板を見直してみたら、ある重大な事実に気が付いた。

水晶発振子を接続する二本の端子のうち、一本のハンダが剥がれてプラプラしてるんですけど！（笑）
グランドがどうとか言う前の話じゃん。（画像が鮮明じゃなくて申し訳ない）

しかし、進むとは言えよくコレで時計として機能していたなーと思う。

去年、この時計を買った直後、吸盤が浴室の壁に上手く付かなくて、何度か床に落っことしている。
その時の振動で甘くつけられていたハンダが剥がれたのかも知れない。初期不良だと思っていたが、違ったかも。

私だってハンダ付けが上手とは言えないが、ハンダを足して、なんとか端子をガッチリ付け直した。

外装を全て元に戻し、時刻を正確に合わせた。

そしてその後、一日経ったが正確なまま。日に一分近く進むことは無くなった。
しばらく様子見だとは思うが、直ったのだと思う。
グランドは全く関係なかった。（笑）