有径江海隔、災轗時時退

混雑を避ける意味で行くのを止めていたが、1月も半ば過ぎ、そろそろ良いかなと思って成田山新勝寺へ初詣に行く。
成田山へ行こうと思う日は、なぜかいつも、抜けるような青空で清々しい。

日曜だし、皆私と同じことを考えているのかそこそこ人はいて混雑してたな。

参拝後、去年引いたおみくじを縛り付け、新しいおみくじを引くのであるが、その前に去年をちょっとだけ振り返る。去年は吉で、学べ、そして謙虚を心掛けて耐えよってところだったが、これ、思い返してみると意外と当たってたように思う。

さて今回は……。

(；ﾟДﾟ)!

第五十八番　凶

有径江海隔
道を行くのに、川や海が間を隔てていて（自由に行かれない）。世の中を生きていく上で邪魔があることをいう。

車行峻嶺危
平地ならば早く楽に走れる車も、けわしい山越えの坂道では危険である。

亦防多進退
そのほかにも多くの困難が待ち受けており、進むにも退くにも、大変な苦労となるであろう。それを防がなければならない。

猶恐小人虧
さらに、苦しさに耐えかねて、弟子や下役の者が逃げ出してしまうことも心配である。

万事に困難や苦労が多いので、何事にも忍耐強くして身を慎まなければ、大変危険である。また、新しいことを始めることはよくない。神仏の加護を信ずること。

さ、幸先悪いわー（震え声）

くじを引いて58番ですと告げたときに、引き出しから出してくれる人が、エッ？って目つきをしてちょっと固まったのは何だろうと思っていたが、こういう事だったのか。

どうしようか迷ったが、もうこれは改めて引かざるを得ない。

という訳で２回目。

第六十二番　大吉

災轗時時退
いままでの災難や不遇が時とともに次第に消えていき、

名顕四方揚
立派な人物であるという評判がたって、その名声に四方に広まっていく。

改故重乗禄
業績が認められて、報酬も上がっていき、

昇高福自昌
高い地位につくようになって、自然と、ますます幸福な生活を送るであろう。

ふつうの人ではあまりに良すぎて位負けするというほどの運勢。
人から妬まれるおそれもあるので、何事も慎み深くして好感を持たれるように暮らすこと。信仰の心を忘れずに。

真逆やん。（笑）

幸も不幸も紙一重なのかもしれん。共通するのは「何事にも身を慎め」ということ。進むべき道というか、とるべき態度は変わらない。

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この後はいつもなら仁勇で甘酒と酒饅頭だが、なぜかいつもと行動を変えようと思って、そのまま参道へ。

で、驚いたのだが、大野屋旅館って解体中なんだな。望楼がすっぽり無くなってる。

老朽化で……という話はちょっと聞いてはいた気がするが、成田山参道のシンボル的存在だっただけに残念に思う。

何年か前に、2階まで上がったことがあるのだが、それが成田での私の自慢だな。

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今回の鰻は「近江屋」でいただく。
もう５年も前だが、タモさんと鶴瓶さんが行った店な。てか、再放送の度に２人が行った感じになってる。（笑）

通された席が、２階の床の間の真ん前という殿様みたいな席。

ココの鰻もなかなかいいなぁ。鰻はふっくらでそんなに脂はきつくない。

ご飯は柔らかめで、おそらく鰻とご飯の柔らかさが同じになるようにしてるのだと思う。だから箸の刺さり具合や食べやすさ、もちろん食感が良い。完全食。

たちまち平らげた。

今年は甘酒を「長命泉」で飲もうと思っていたが、なぜか「長命泉」の店横で豚汁を売っていたので、これを頂く。

もう、腹いっぱいになって、今年は甘酒を飲むのを止めた。

長命泉で少しお酒を買って、なごみの米屋でお菓子を買って帰宅。
（写真はJR成田駅前の郵便ポスト）

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新勝寺でいただいた開運御守とカード型御守。

今年も初詣開運のお守りを頂こうと思っていたが、既に無くなってた。去年は２月でもあったのにな。

辰巳午未申酉
戌亥子丑……

あと２年で一周りできたのに、残念。（笑）

買ったお酒とお菓子は、こんな。

お酒は長命泉の、吟醸辛口、生貯蔵酒、吟醸純米の飲み比べセット。
お菓子はなごみの米屋の、苺大福と箱入りのお土産セット。

苺大福は本日中の消費期限って事だったので、帰宅後すぐ食べたが、これ美味しかったなぁ。ミルク仕立ての白餡と千葉県産「とちおとめ」の組み合わせだそうで。
また買おう。