眼鏡のコーティングを剥がせ
私はド近眼なので、眼鏡が必需品である。
12年以上前だったと思うが、当時Jinsが最初のAirframeをリリースしたばかりで、キャンペーンで確か1本3,980円だったか、そんなバカみたいな値段で出していて、それはスゴイと思って一度に3本作った事があった。
上画像の眼鏡は、その時作った3本のうちの1本。
その時点で使っている眼鏡もあるし、それ入れて4本もあれば順繰りに使うって事もあるので、結構何年も長持ちする。
ところが1年くらい前、この眼鏡を掛けている時に砂埃を浴びてしまい、眼鏡に付着した細かい砂をうっかり指で払ってしまった。
払った後、シマッタ!と思ったが後の祭り。
その時は分からなかったが、しばらく経ってから見ると、表面のコーティングがイチゴのように傷ついてしまっていた。
特に右側のレンズが傷だらけ。
それが上写真なのだが、わっかるかなぁ。
コントラストをいじってみた。
細かい傷がビッシリあるのが分かるだろうか。
これではもう眼鏡としては使いものにならない。
いや、正確に言えば使えないことはないのだが、右目の前にモヤモヤが現れるため、気になって仕方がない。
そんな訳でもうどうしょうもなく、部屋にほったらかしになっていた。
最近になって、面白いブログ記事を見つけた。
レンズを外して、キッチンハイターに数時間浸けておけば、コーティングがキレイに剥がれて、また使えるようになるという。ホントカヨ。(笑)
どうなるかなぁ。
一応、一眼レフを使う人としては、なぜレンズにコーティングが施されるのかは十分理解しているつもり。
ただ、どっちみちこのメガネはもう使わないのだから、失敗しても失うものはない。
そこで試してみることに。
(以下、マネする方は、自己責任でどうぞ)
「キッチンハイター」あったはずだなぁ…と探してみたら、あったのは「マイキッチンブリーチ」だった。
トップブランドじゃないけど、まぁコレでイケるだろう。(笑)
レンズを外して、ワンカップの容器(笑)に入れ、そこにブリーチを注ぎ込む。
ワァーッと細かい玉葱の皮みたいのが散らばって、一瞬「あっスゴイ!」と思ったが、最初だけだった。
汗や汚れの白い固まりがレンズの縁についていて、それが剥がれて舞っただけだったっぽい。
とりあえず一晩そのままにしておいて、翌朝期待して見てみたが特に変化はなく、どうしようか迷ったが、一応そのまま浸け込んでおくことにした。
その後、毎朝毎晩状態を観察。すると少しずつではあるが、コーティングが剥がれていっているように見える。
それで結局そのまま一週間浸け込む事になった。
(意味があったかは分からないが、2日に1回ブリーチを交換した。)
結果、キレイにコーティングが剥がれツルツルに!
数時間で剥がれるはずが一週間。
単にHOYAレンズの薬物耐性の優秀さが示されただけの様な気がする。
良く水洗いして、フレームに戻す。
レンズとしての屈折率などは問題ないっぽい。
ただし、掛けてみると全体が白っぽく感じるし、照明の光などが映り込んで来てやや見辛い。
コーティングを剥がしたんだから当然だけど。
とは言え、去年買ったくもり止め機能が付いたレンズの眼鏡が、最初からそんな感じだったのだ。全く使えない訳ではない。
でも、これで、車の運転などは止めといたほうがいいとは思う。
雑に使っても、全く惜しくない眼鏡が1本できた。
お風呂とか、サウナ専用にしようかな。
あとは……乱反射防止のコーティングが自分で出来ないかなと思う。
カー用品に何かイイのなかったっけ???
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