手すりをつける

ぬくもり手すりPIN+
直径32mm長さ600mm〈ストレートタイプ〉
家の若干の使いにくさを解消するために、手すりを付けようかと思う。
1つはトイレに。
便座へ腰を下ろす時はもちろん、気張るときに掴まるところが欲しい。
もう1つは玄関に。
上がり框の上り下り、それから靴を履くときに体が不安定になるので掴まるところが欲しい。
それで、家の階段に最初から付いている手すりによく似た手すりが売られていたので、これが良いかなぁと思い2セット買ってきた。
長さは300、450、600、800mmの4種あるが、長すぎても邪魔になるかと思って選んだのは600mmのタイプ。
棒の形状はストレートとグリップ(ディンプル加工)の2種あるが、階段のと同じにすることに拘ってストレートにした。

セット内容。
本体と下地探し用のピン……
あれ?ネジが付いてないぞ???

これが下地探し用のピン。商品名のPIN+というのはこの事だ。
下地探し用のほか、位置決め用でもある。

で、ネジだが……外箱をくまなく読んだが、確かに「下地探しピン付き」とは書いてあるが、「固定用ネジ付き」とは書いていない。それどころかネジそのものについて何も書かれていない。
しまった、付いていないのか…。(と、この時点ではそう思っていた)
ピンより2㎝くらいは長い方が良いよなと思って、在庫を漁って丁度良さそうなのを8本揃えた。(画像右)

本体を見て、階段に付いている手すりと全く同じ(同じメーカー?)なんじゃないかと思って、並べて見比べてみた。
上画像、左が今回買った手すり、右が階段の手すり。
画像で見ると全く同じに見えるが、現物を見ると明らかに違う。
そっくりではあるけれど、手すり部の色合いが若干違うし、ブラケット部の材質・形状も違う。
しかも階段の手すりの方がちょっと高級そう……(笑)

ではまずはトイレから。
便座に座って手を伸ばし、実際に手すりを壁に当ててみて位置決めをする。
照明用のスイッチに干渉しそうだが、間に手が入らなくなる訳でもないので大丈夫だ。

扉のすぐ外側、枠の際の部分なので下地があることは分かっていたが、一応念のためにブラケットにピンをセットして壁に突きさしてみる。
案の定、奥まで刺さらない。(そこに下地がある)
で、いよいよ取り付けようと、ブラケット上下のフタを開けてみると…

入ってたよ、ネジ。(爆)

では気を取り直して続ける。
ピン穴を基準に上下左右にドリルで下穴を開け、ピン穴上下のビス穴について、手すり上部2ケ所、下部2ケ所ネジ留め(ビス留め)。
電ドラの先端の長さが足りず、ブラケットと干渉するので、最終的にはドライバーで手閉めした。
これが滅茶滅茶固い。ドライバーを左手で握りしめ、ネジに押し付けるようにして固定。それを右手で左手の上から念を込めて回す。
最初は少しずつ回ったが、すぐに回らなくなった。
下穴開けなおさないとダメか…と思ってよく見たら

先っぽ、折れてた。(泣)
30年近く使ってるヤツだ。寿命だったんだろうな。
寿命を迎えてるところに無理をかけて、最後に折れてしまったと。人生の縮図である。
ナンマンダブ…ナンマンダブ…。
青春を共に過ごしたドライバーなので悲しい。

ピン穴左右のビス穴について、手すり上部2ケ所、下部2ケ所ネジ留めし、ブラケット蓋を填めて完成。
おおぉ、なかなか良いではないか。
上下のブラケットと左側のドア枠の間隔をそれぞれ見比べてみると、2mmくらい差があるので、やや曲がって付いてしまったようなのだが、許容範囲だろう。
取り付け後に実際に使ってみて思ったが、掴まって腰を浮かせられるので、立ったり座ったりする時というよりは着座位置を修正する時に一番便利なようだ。

トイレで経験値を稼いだので、玄関は短時間でサクッと取り付け。
壁の際から定規できちんと距離を測って位置決めをし、かつ、ベストな下穴の深さ、ベストなネジの取り付け順番が予め分かっているので、かなりキレイに取り付けできた。
これまで壁に手を突いて上がり框の上り下りしていたが、取り付け後に気が付いたら無意識に手すりに掴まっていたくらいなので、かなり上手くいってるのだと思う。
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